市民の森を歩いていると、横に張りだした枝に朱色の柿が生っているように見えた。
直径2cmぐらいの真ん丸で、色は柿と同じだ。
こんなところに実がなったことがあるかと仲間と確かめ合ったが誰も記憶にない。
そのうち誰かが「生っているのでなくて実の房が枝に引っ掛かっているのだ」と言った。
確かにその通りで枝から簡単に外れた。
しかし何故こんなところに引っ掛かっていたのか。
人が遊び心で? 鳥がどこかで掴んで食べる前に落としてしまった?
次に、これは何の実か? 仲間の誰も知らない。
ちょっと食べてみると果肉の感触も甘さも柿にそっくり。種も似ている。
誰かが ヘタの形が柿と違うねと言う。
帰って調べたらロウヤガキの仲間らしい。
よく見れば枝になっていないことは分かるのに最初は引っかかりました。
ロウヤガキの実はもう少し細長いのを見ることが多いのですが、
今回のは真ん丸で艶もあってきれいでした。
最初は何の実か分からないので、ちょっと味わってみたら思いのほか甘かったです。
渋みはほとんどありませんでしたよ。
実のお写真に、私もロウヤガキを思い出しましたよ。
実際その仲間だったのですね。
鳥か風か、なんの悪戯でこうなったのでしょうね。
それにしてもなんて綺麗な実なのでしょう。飾っておきたくなる姿。
食べられるのですね。渋みはありませんでしたか?