Takekida's log

千里の道も一歩から

数学で広がる新たな世界

2021-11-28 01:35:36 | What`s new ?
数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学 大栗 博司 
 物理学者である大栗さんの書いた数学の世界への誘いの本。自身の娘に対してというスタイルで書かれた入門書です。大栗さんは純粋な数学者ではないものの物理学者として使い手のプロであることは間違いなく非常にわかりやすい内容です。過去リベラルアーツとして言語系3学(文法・論理・修辞)と数学系4学(算術・幾何・天文・音楽) が指定されていたように数学というのは基本的な教養であり、まさに世の中の諸問題を解決し、人間があるが故の発展、進化を遂げるための手段の一つだったのは間違いないことかと思います。この本で述べられているように言語を学ぶことで新たな世界が広がるように数学を学ぶことで新たな世界が広がるというのは分かりやすい価値観だと思いました。 内容としては確率や素数の話から入って公開鍵暗号、不完全性定理、ユークリッド/非ユークリッド幾何、積分/微分、複素平面、群論など大体は高校数学付近までの知識があれば理解できる内容かと思います。何より数学の面白さはうまく問題が解けた時にあると思いますのでここら辺は実践あるのみということなのでしょう。

・不確実な情報から判断する
・基本原理に立ち戻ってみる
・大きな数だって怖くない
・素数はふしぎ
・無限世界と不完全性定理
・宇宙のかたちを測る
・微積は積分から
・本当にあった「空想の数」
・「難しさ」「美しさ」を測る

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