ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

ツチアケビ、その後

2012-08-23 23:02:33 | 野の花
もう2か月も前の話になるけれど、6月27日、県境の山で偶然大株のツチアケビを発見\(~o~)/

その後の様子を見に行くと宣言しておきながら、なんだかんだあって(あったかな?)
とにかく実は、その後見に行けていないのです。

宣言した手前、一度くらいは確認に行かなければ、というか私自身が一番見たかったんだけど、
8月18日、そちら方面に行く機会ができたので偵察に行ってみました。



お~~~、これはこれは順調に成長して、見事なウィンナーが鈴なり状態\(~o~)/



まずは、今日までの経過を見てみましょうか。

6月27日花はまだ固い蕾です
     


7月10日一部花が開いてきています
     

         (この画像は、花友のやまももさんにお借りしました、↑のものと同じ株です)


8月18日 見事な赤い実になっていました。かなりの大株なので見応えありです。
  


多分、この実はもう少し膨らんでくると思うのですが・・・・、また機会があれば、確認に行ってみます。



ついでに、この日見た花を~~

今年は初見のミズタマソウ
        


ガガイモの花
        


ヒヨドリジョウゴ、秋には赤い実になります
        


コマツナギ
           


オオマツヨイグサ? 朝日があたって綺麗でした。
         


コオニユリ
             




オミナエシやオトコエシはまだ蕾、暑い夏はまだ続きそうです。







はじめての車山湿原 バアソブなど

2012-08-21 23:20:50 | 野の花
8月7日  八方尾根では諦めていた交換レンズが無事無傷で手元にもどり
すごく得した気分になり、ハイテンションで次の目的地、霧ヶ峰方面に移動します。

白馬村あたりから霧ヶ峰へは、ナビ情報では4時間もかかります。
同じ長野県内での移動とはとても思えないのは、日本一狭い香川県に住む者だけが感じるのでしょうか?

霧ヶ峰高原では、有名なニッコウキスゲはもう完全に終わっていて、名残りの花の1本も見かけませんでした。

途中の高原で散策などと考えていましたが、思いのほか時間がかかって(ちょっと道迷い)、今夜の宿
「ヒュッテ・ジャベール」にギリギリ18時前に到着することになりました。

「ヒュッテ・ジャベール」は、車山湿原の麓にあり、静けさでは日本一?
すぐ前の沢の音が聞こえるだけでした。

翌日朝のヒュッテの様子です。ご主人が今日の散策のルートなど説明してくださいました。
        


建物の中は古いですが、よく手入れされています。
        



庭には、○○スグリ(ご主人がドイツから持って帰った)の赤い実が美味しそう
         


今日の予定は、ヒュッテのすぐ近くの車山湿原を散策、時間が許せば、踊り場湿原の「池のくるみ」という湿原にも
寄り、遅くとも昼過ぎには帰るという、またまたアバウトな予定です。


車山湿原への散策ルートに入ってすぐに、エゾスズランを見る事ができました。
エゾスズラン、別名アオスズラン (ラン科カキラン属)
そういえば、花も葉もカキランによく似ていますね。もちろん初見の花です。
   


しばらくは、笹とコナラの林の中を歩いて行きます。
       


なだらかな散策路を登ると、視界が広がってこんなヨツバヒヨドリが咲き乱れる高原に出ます。
        


最初は日当たりのいい草原の中の道を登ってゆきます。

マルバダケブキ
        



ハクサンフウロ
    



マクロレンズで撮影してみました\(~o~)/

        


ワレモコウ                                 ノコギリソウですかね。
  



背の高いツリガネニンジン、(昨日たくさん見たハクサンシャジンはこのツリガネニンジンの高山型)
         



今日の車山高原はこんな青空が広がっています。
      



気持ちよく、今日も超スローペースで歩いていると
なんとこれは、四国ではとても珍しいバアソブではありませんか\(◎o◎)/
        


       


花の大きさは画像では分かり難いと思いますが、2~3cmととても小さなものでした。


ジイソブと呼ばれているツルニンジンは香川でもよく見かけますが、このバアソブは一度は見てみたいと思っていた
花の一つだったので、これだけでも、ここに来てよかったと思ったのでした。
所が、このバアソブは、ここ辺りではそんなに珍しいものではないんでしょうね。
そこにもここにもという感じで、わりとよく見かけたのでした。

「ソブ」というのは「そばかす」の事というのは知っていましたが、これは長野県木曽地方の方言だそうで
そのことから考えても、こちら長野県では、バアソブはそう珍しいものではないのかもしれませんね。


メタカラコウ
         


コウリンカ
        



ヤマトラノオはまだ咲きはじめでしたが、沢山ありましたよ。この色がいいですよね。
         



このカワラナデシコは、ビーナスラインの花図鑑では「エゾカワラナデシコ」と紹介されていました。
花が小型で、こちらには「エゾ・・・」が多いのだそうです。
   


湿原には、チダケサシが群生
        


シモツケソウとチダケサシが一緒
        


イワショウブ、花茎から粘液を出して虫を捕まえるので、別名「ムシトリグサ」 
         


湿原の花、サワギキョウも咲き始めていました。
       


まだ空はこんなに青いです。
     


夏の空にはコオニユリがお似合い\(~o~)/
       




車山湿原の散策を終えて、帰路の途中にある踊り場湿原にも寄ってみました。緑の高原と青い空はほんとに絵葉書を見るようでした。
       




この後、諏訪インターから高速に乗って、無事21時には丸亀に帰ってくることができました。

栂池自然園、八方尾根、車山湿原と盛りだくさんの信州花めぐりの旅は、これで無事終わりました。
Sさん、Hさんお世話になりありがとうございました。










はじめての八方尾根 その5 タカネマツムシソウなど

2012-08-19 20:16:42 | 野の花
八方尾根に着いた頃には、かなり濃いガスがそこまで迫ってきていましたが
幸いな事に、池周辺の景色はまだはっきりと見えていました。

  


八方池の岸まで歩いてくると、そこには素晴らしいお花畑けが迎えてくれたのでした。

あまりの花の多さに、どこから撮影したらいいのかしばし立ちすくんでしまいました。

お馴染みのクガイソウ
   


白いセリ科の花はなんでしょうか? 何とか写っている葉から判断するとミヤマトウキかと
    


ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)がまさに見ごろです。黄色い色が鮮やか~
     




タカネマツムシソウも加わって、さらに華やかです。
       



        



Hさんが、この花の中にシロウマアサツキを見つけてくれました。
帰って調べてみましたところ、これはシロウマアサツキの蛇紋岩変種のシブツアサツキだとの事です。
      


ミヤマムラサキは砂礫地にかなりありましたがもう終盤でした。 小さな花の中心部が黄色でそれがこの花のアクセントです。
        




対岸の第3ケルンあたりから、池を眺めている人達も多いですね。
         



今回この第3ケルンには寄らないまま帰ってしまいました。
次回いつ行けるかわからないのに、寄っておけばよかったと、ちょっと後悔しています。


お昼ご飯を食べていると、大粒の雨が降りだしてしまいました。
急に雨脚が強くなったので、慌ててカッパを着こみましたが、すぐに雨は小降りになりました。
今日は、このまま麓まで下山です。

濃いガスの中、下山の途中でウメバチソウを1輪見つけました。
横にはハッポウタカネセンブリという豪華な脇役をはべらせています。
         


雨に濡れたミヤマダイモンジソウが、いい雰囲気です。
         




憧れの八方尾根は、期待に背くことなくたくさんの綺麗な花を見せてくれました。
スッキリと晴れた天気ではありませんでしたが、花好き3人で(超)ゆっくりと花散策が出来た事は
嬉しい限りです。




そして問題のレンズ事件の顛末は?

なくしてから丸1日たっていることもあって私もだいぶ気を取り直して、あきらめの境地にもなりかかっていました。
二つのリフトを乗りついで、兎平にあるリフトの事務所に降りるまで、Sさん、Hさんもリフト下の花畑を覗きこんで
探してくれました。よくみるとペットボトルや水筒などが落ちていましたが
肝心の私の黒い巾着袋は見当たりません。

とうとう問題の兎平に到着!


ドキドキしながら事務所の中に入って行く私の目の先には、ナント、ナント、天井から見覚えのある私の
黒い高級巾着袋がぶら下がっているではありませんか\(◎o◎)/
ご親切に、雨に濡れていたので、乾かしてくれていたのです。

ヒェ~~~~、まるでテレビのドラマのような結末です(*_*)
「もう出て来ない、と諦めていたその時!」そんなセリフがぴったりの瞬間でした。

嬉しいことに、かなりの高さから落ちた衝撃にも耐えて、
望遠もマクロレンズも壊れることもなく無事私の手元に帰ってくれたのです

事務所の方の話では、リフトの下1/3位の斜面に落ちていたそうで、丁度私が傘を出そうとゴソゴソしていた場所と一致します。

探して下さったリフト会社の方、本当にありがとうございました。

この後乗ったゴンドラの中で、満面の笑みで喜んでいる私の姿をSさんが、「証拠に」とビデオに収めてくれてました。

皆様、ご心配いただきありがとうございました。


ゴンドラの中から私の笑い声が聞こえてきますか。

    
















はじめての八方尾根 その4 ハッポウタカネセンブリなど

2012-08-18 21:52:45 | 野の花
8月7日朝6時30分に山荘を出発してすでに2時間が経っていますが、まだ第2ケルンにも到着していません。
通常のコースタイムは40分だそうですので、いかにスローペースかお分かりになると思います。


木道沿いには今回一番見たかった花、ハッポウタカネセンブリが思いのほかたくさん咲いていました。
        


        



図鑑などでは、こんな拡大したマクロ撮影の画像が多かったので、もう少し大きな花だと思っていたのですが
想像以上に小さな花でした。
        



ヨツバシオガマは、カライトソウやシモツケソウの色に負けてなんだかひっそりと咲いているように思いました。
       


ミヤマダイモンジソウ
        


ポツンンと咲いていたニッコウキスゲ
         



ムシトリスミレはもう殆ど終わっていて葉だけを確認していたのですが、奥手のものも数本見つけました。
葉の表面で小さな虫を捕える。
スミレの花に似ているけれど、全く別物のタヌキモ科、初めて知りました。
         



例年ここは八月まで残っているという雪渓です。
          


雪解け後すぐに咲く可愛いユキワリソウが少しですがまだ残っていました。
          


木道が終わると、広い尾根上に出ます。
幸いこの時には、青空が出て周囲の展望もよくなってきました。

唐松岳から白馬鑓ヶ岳への縦走路となる「不帰の剣」の3峰が見えています。
不気味な名前だけど、見る分には綺麗な眺めです。
      



白馬鑓ヶ岳、杓子岳方面、山頂はガスがかかって見えません。
       



上に行くにつれてハクサンシャジンが多くなってきました。
         


このミニお花畑は、皆さんが立ち止まって撮影されてました。
ハクサンシャジン、ミヤマアキノキリンソウ、シモツケソウなどが見えます。
        



ミヤマママコナ
          



ミヤマカラマツ                                     イワショウブ
  




第2ケルンに着いたのは9時30分、3時間もかかっています(*_*)
早く登る人なら、もう唐松岳に近づいているかもしれません(・_・;)

振り返ると、かなり人が多くなってきています。
唐松岳に登らなくても、この八方池まで来る人が多いようです。
     



第2ケルンからちょとした急坂を超えると、八方池はもうすぐです。

そしてタカネマツムシソウが、いい色で私たちを迎えてくれました。
        
     

八方池へは、小さな雪渓を渡って行きますが、そこ辺りはやはり気温が低いのでしょうか、
まだ、イワカガミや                       ムシトリスミレ、
     



キバナノコマノツメや                   ユキワリソウが咲いていました。
    



そして栂池自然園では完全に毛槍になっていたチングルマも、まだ白い花が咲いていました。
      




タカネマツムシソウとワレモコウを見ると、もうここは完全に秋だなって思います。
         




ホソバツメクサはもう終わりかけています。
      



たくさん咲いていたのは、クモマミミナグサです。
花弁の中ほどまで、切れ込みがあるので、花弁が10枚のように見えます。
      


下りに見つけたクモマミミナグサの集団です。蛇紋岩の中に群生していました。
        



10時20分、八方池に着きました。
     




八方池周辺にはまた驚きの花園広がっていました。




   













はじめての八方尾根 その3 ハクサンシャジンなど

2012-08-17 22:23:56 | 野の花
8月6日、八方池山荘でもよく眠る事ができました。
夜はかなり強い雨が降ったと朝になって聞くまで知りませんでした。

8月7日 朝5時
同室の方が雨が止んで日の出が見えるかも知れないと言って下さったので
私も、カメラを持って外に出てみました。

今朝の日の出は、雨上がりの雲がまだ厚くて、雲の隙間から少し日がのぞいているという感じでしょうか?
     



日の出に気を取られていると、「わ~~綺麗♪♪」という声が聞こえてきました。
声の方向に振り向くと、何と大きな虹が広い空にかかっています♪
      


よくみると、これダブルの虹なんですよ\(◎o◎)/
この画像では分かり難いですが、山荘の裏に上がってみると、はっきりとダブルの虹が見えました。
          



これは幸先がいいことになるのでしょうか?

天気の回復を願いながら、6時50分八方池を目指して出発です。
今の時間帯は、リフトも動いていないので、この登山道を歩いているのは山荘に泊まっていた人だけということで
人影もまばらです。
          


もちろん私たちは整備された木道の方を歩きます。

早速クルマユリのお出迎え、
          



これは、識別がなかなか覚えられないオトギリソウの仲間です。
花が大きくて目だっているので(かなりいい加減です)シナノオトギリだということに
     


      



草丈が大きいのでオオカラマツというけれど、花はかなり小さいのでコカラマツともいうそうです。
かなりいい加減な命名だこと!
          



イワシモツケとタテヤマウツボグサのコラボ、お互いに引き立て合っていて、花色が鮮やかに見えます。
         


         



飯野山で見たタカトウダイに似ているのは、ハクサンタイゲキです。
丸い子房に柄と毛があるのが特徴、
         


          


秋になるとこの葉が真っ赤に紅葉するのが、とても綺麗だそうです。
今は、中心部の葉だけが黄色くなっていました。
       


トキソウが数本かたまって咲いていました。
         



岩に貼りつくように咲いているのはイブキジャコウソウです。
       


こんな立派な集団も
      



大好きな花、ミヤマクワガタはこの場所だけで見る事ができました。
     



下を見ると、山荘とグラートクワッドの駅がガスの中にぼんやりと見えています。
     


9時位から晴れて来ると、山荘で誰かが言ってました。まだ7時30分なのでこんな天気なのでしょうか。


八方尾根の固有種のハッポウウスユキソウ
葉が細く、斜め上向きに付くのが特徴
     


白い花のように見えるのは葉で、花は中心部の黒っぽい部分
開花時にはこの部分が黄色い色をしています。(花は終盤のようです)



ハクサンシャジン(別名タカネツリガネニンジン)が綺麗に咲きそろっています。

釣鐘状の花が、3~4段に輪生して咲く
     



シロバナもありますよ
     


     


2年前に行った秋田駒ヶ岳でもいやという程ありました。


鮮やかな黄色い色のキバナカワラマツバ
     




ヤマホタルブクロもまだ咲いています。
       



シロバナはまだ今から咲くようですよ
       




ミヤマアズマギクが出てきました。
       




まだ木道を歩いています。花が多すぎてなかなか前に進めません。