台風が来るまで、あと1・2時間だろうが
天気予報の台風の進路を見ると、広島は大丈夫かな????
今日は休みを取ったので、本を手に取り読んでいる
山際淳司という人の本
「江夏の21球」が第8回日本ノンフィクション賞を受賞した
この本は、山際さんの息子さんが「父」の文章を再録された
「プロ野球短編傑作選」
もちろん江夏もいる、衣笠もいる
この山際さんという方の「短編集」は野球とそこに登場する選手・監督
これを「凝縮」して私の心へ感動を与えてくれる
「衣笠祥男 最後のシーズン」ではもちろん、衣笠祥男だが
星野仙一・根本陸夫・村田兆治・東尾修・荒木大輔・落合博満
田淵幸一・江夏豊
ふ~ン、こんなことがあったのかという内容だ
「江夏の21球」はもちろん、あの時のカープの瞬間の優勝シーンが書かれている
あの時は、私も目を疑った記憶があるが、瞬間「カープが勝った!!」
ということが鮮明な記憶だったが、「江夏の21球」を読み
そういうことだったのかと思いつつ読んだね~
この本の最後の短編に「異邦人たちの天覧試合」というのがある
村山と長嶋の「天覧試合」
それを違う角度で阪神の監督「カイザー田中」に焦点を当てての短編
最後にある阪神のカイザー監督の言葉はこうだった
「勝チタカッタンデスヨ。ホントウニ。ほのるるノ、ボクガ育った家ニハ、
天皇陛下ノ写真ガ飾ッテアリマシタ。父ハ、ソノ人が神様ダトイイマシタ。
ボクハ、ソレヲ信ジテイタンデスヨ。君ガ代ガ聞コエテクルト、ソレダケデ
体ガピーントシテシマウンデスヨ。
ダカラコソ、カチタカッタンデスヨ・・・」
村山・長嶋のあの「天覧試合に」こんな話があったのかと思う
次は、今読みかけ始めた江夏豊の本
「燃えよ左腕」江夏豊のいう人生
今、読んだのは最後のところ「おわりに-自分の野球人生はサチとともにあった」
読んだ後、何度も涙が溢れてしまった

最後の言葉がある
「1試合4ホーマーとか、3球三振で27個のアウトとか
夢物語のようなことばかり言っている自分たちのような選手は
平成の世には必要のない人間かもわからん、と思う。
けれども時代は巡る。俺たちのような選手の出番が、
また回ってくるかもしれんよ。なあ、サチ。」
本当に、本当に伝わってくる、江夏と衣笠の「会話する」笑顔がね~
なあ、サチ