初釜は8日と15日、両日共に暖かい日和で迎える事ができました
迎えつけ後、席入りを
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いよいよお客様と亭主の御対面
「初釜おめでとうございます」で始まります
この日を迎えることができた事に感謝・・・・
まずは初炭です
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今年は先輩の言葉もあり、私が初炭、濃茶、後炭をして
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水谷の方の一人に薄茶をしていただくことに
このような流れで初釜をすることに決め
懐石はコロナ以来、今年も「懐石かこむら」さんに
懐石弁当をお願いしました
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一献差し上げます(無上盃、奈良豊澤酒造)
煮物椀だけをつくり「大根餅」に
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さて初炭、懐石盆を引いた後、花びら餅を出しお席改めです
「花びら餅」は例年通り私の手作りです
コロナの事もあり菓子器は菓子椀を
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白味噌と白餡、今年はゆり根餡も入れて味噌餡に
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「〇〇〇の和菓子屋さんより美味しい」とか
「和菓子屋ができるのでは」とか言われて
嬉しい事でした
「迎えつけは銅鑼で」の優しい言葉で
「ありがとうございます、
ことによりましては、そうさせていただきます」
お客様が腰掛待合へ移動されれば
軸を花に変え
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茶入れを置き、炭、湯を確認し席中を清めます
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お客様が落ち着いていらっしゃったら
銅鑼を「大・小・大・小・中中・大」
後座の席入りです
八日はお客様が6人
御茶は重ね茶碗で2服、後4服は各服点
十五日はお客様が5人
各服点でそれぞれ一盌づつのお濃茶を
席中は暗く、茶盌は黒、真っ黒な丸の中で茶を練ります
「お服加減は」
「大変美味しくいただいております」
正客の返事にホットして各服点の茶碗を取りに
いつものお稽古とは違う本番です
後炭が始まり釜を上げると目に飛び込むオレンジ色の炭
席中の暗闇に客の目もオレンジ色に
炭の燃える色はこうも魅力的なのでしょうか
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莨盆を出し
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干菓子を運び薄茶を
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干菓子は
西陣「塩芳軒」有平糖『千代結』
千代結びは、結び目に終わりがない
いつまでもよいご縁が続くように
高山「分離堂」麦落雁『和』
平和な世界に願いを込め
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宇治「中村藤吉」干支『兎菓子』
宇治は飛鳥期に「菟道」と記され、地名が由来になったという
一説もあるほど「うさぎ」とご縁の深い場所
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小さな干菓子にも思いがいっぱい
薄茶席も終わり
ご挨拶に
お出ましいただいたこと、お招きいただいたことの御礼を述べ
正客は 「どうぞお見送りはご無用でございます」
亭主は黙って礼、襖を閉める
客はお席を出た後、席中に思いを馳、振り返る
亭主は客の閉めた戸を開け、お互いにもう一度『礼』
初釜終了
茶事は大変ですが、い-いですね