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素朴なお菓子「松風」亀屋陸奥を

2016-11-09 14:27:05 | 主菓子とお干菓子
先日、龍谷ミュージアム「浄土真宗と本願寺の名宝Ⅰ」展
伺った帰り京都駅までと思い歩きはじめると直ぐ近くに
亀屋陸奥という和菓子屋さんが目にとまり、

店内に入られる方につられて私も勢いで入りました。
縁起物のお菓子などが所狭しと並べられおりましたが、
お一人で10個や5個と買われるお菓子「松風」、
本願寺ゆかりの銘菓に目がとまりました。
 
ケシの実がまぶされたやや薄いカステラ様の菓子で、
10日程度持つとのことで、お稽古にでもと思い一つだけ手に。
そして先日の「炉開き」の折、お出しすることが出来ました。
表面は甘辛い白みその風味が漂うパン?の不思議な食感で、
昔食べたことのあるような懐かしい素朴なお菓子でした。
 
銘の由来等は、HPによりますと
小麦粉、砂糖、麦芽飴そして白味噌を混ぜ合せて
自然発酵させて出来上がった生地を焼いてあるそうで、
1570年に始まり11年間続いた織田信長と石山本願寺 の合戦で、
当家三代目大塚治右衛門春近が創製した品が、兵糧の代わりと
なったことより、顕如上人が詠まれたお歌 
『わすれては波のおとかとおもうなり
        まくらにちかき庭の松風
から「松風」という銘を賜られたとされ、信者さんにとり、
石山籠城ゆかりの菓子で、本山へ詣られた証かもしれません。
それで、お土産に沢山お買いになっていたのですね。

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