気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

炉最後の稽古は大賑わい

2016-04-25 13:55:28 | 主菓子とお干菓子
昨日の自宅稽古、お一人の予定が、
稽古日の振替の方や、一人では寂しいでしょうからと
三人様に、楽しくなります。
主菓子は四個作らないと、なににしましょうか。

風に吹かれると枝が細く良く揺れる事より
「山振り」が転じて「山吹」になったといわれる
やまぶき”をイメージしてみました。
名をどうしましょうか?

太田道灌の山吹伝説を思い出しました。
雨でを借りようとしたところ、
娘に山吹の花を一輪差し出された・・・
後拾遺和歌集の兼明親王のこの歌に掛けられており、
七重八重 花は咲けども 山吹の
   実のひとつだに なきぞ悲しき

山間の茅葺きの家であり貧しく蓑(実のひとつ
持ち合わせがないことを奥ゆかしく答えていたのです。
今日の主菓子は『道灌』に。
  

ところが、準備を終え着物に着替えている間に、
もうお一人が、四人様になりびっくり。
この方もやはり一人ではさびしいでしょうからと、
寂しいどころか、嬉しいことに大賑わいです。
主菓子をどうしましょう。
直ぐにでも、お稽古を始めなければなりませんから
私だけ違うもので。


透木釜で、最後のお稽古ですので、
運びで、濃茶平点前お二人、薄茶平点前もお二人、
本当に楽しいお稽古になりました。
でも一つ仕事が残っています。
閑をみつけて、炉のお掃除をしなくては。

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