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英一蝶とは

2015-04-25 08:03:30 | 日記
今朝は自分の御稽古に伺います。
真の行台子の日になってしまいました。
毎日のように時間を見つけて練習はしましたが、抜けることがあるかも。
朝からイメージトレーニングしています。

昨日の続きで失礼します。
英一蝶、という美しい名前をもった画家をご存知でしすか。


僧正遍昭落馬図(江戸時代中期、承応1-享保9)英一蝶

古今和歌集に収められている遍照の和歌が絵画化されています。
名にめでて折れるばかりぞ女郎花 われ落ちにきと人に語るな (古今和歌集秋上)

一蝶が交友した其角は次のように詠んでいます
牛に乗る嫁御落とすな女郎花

疾駆するのたくましい力動感
前のめりの落馬した僧正遍昭の姿および表情
見とれた女郎花(おみなえし)の楚々とした風情
万葉集では「姫押」「美人部師」「佳人部爲」などの字が宛てられているように、容姿の美しい女性に喩えられた花です。
その後、僧をも堕落させる妖しくも美しい女というイメージに変化して行くそうです。


この三位一体のすばらしい構成が江戸中期の美意識を物語りますね

このことは英一蝶の生涯にかかわっているのですね。
一蝶と名乗ったのは、三宅島から恩赦をうけ江戸にもどるときの船の中で、一匹の蝶を見つけ、それまでの朝湖の名を捨てて一蝶と名のるようになったということで、英(はなぶさ)は母の姓の花房からとられいるそうです。
俳諧を好み、其角や芭蕉とも交流し、浮世絵も志しており、はたまた遊郭の太鼓持ち、
偽物も多数出回っているぐらい有名だそうです。お気をつけてください。

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