気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「松樹千年翠」の軸にて

2017-01-14 16:00:46 | しつらえ
寒風吹きすさぶなか、お稽古に来て頂けました。
朝は初釜まで一週間で最後のお稽古の方々三人さんと、
昼からはお稽古を始めて間もない方々二人になります。
1/14、15:30
朝は初釜にむけ、軸と花だけを用意しておきましたから、
本番と同様にしていただきましょう。
明日15日は小正月ですから、
お花は、紅白の椿、西王母椿と白侘助だけに。
   
お軸は、初釜の都合もありこの軸をチョイス
松樹千年翠」しょうじゅせんねんのみどり
       筆:大徳寺 宮西玄性 
茶掛けの禅語辞典によると、続伝灯録からの出典で、
「松樹千年の翠、時の人の意(こころ)に入らず」
”松は幾多のの風雪にも屈することなく緑を保ち続けて
 いるが、その堅固なあり方に世の人々は気がつかない” 
この句は、いつまでも変わらぬ松の緑に託して、
長寿や多幸を祈るとき、特に正月の席などに多く用いられる
そうで、風雪の小正月前の今日に相応しい軸になりませんか。
なお「樹」⇒「寿」(より目出度さが増します)、
  「翠」⇒「緑」に替えられて用いられたりするそうです。

お昼からは略盆点前なので、紹鷗棚は終いましたが、
炉には炭が残り、釜を掛けておけば部屋も温まりますので、
子育てママさんと高校生を迎えさせて頂きました。

皆様、本当に寒い中ご苦労様でした。

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