気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

軸荘付花月を

2015-12-24 00:15:00 | お稽古
昨日朝から重く垂れこめた雲、昼からは雨とのこと
なんとなく気は重いまま、お稽古に出かけました。
フロントガラスから東大寺大仏殿の鴟尾(しび)がひかり、

なぜか自然と気持ちはお稽古に向かいます。
”今日のお稽古はなにをなさるのでしょうか”
ドアを開けた瞬間、やはり空気が違います
背筋がピンとなり「おはようございます」

今日は、お軸の扱いから始まり、
『軸荘付花月之式』をお教えいただきました。

『軸荘(じくかざり)』は茶道大辞典によると
外題荘り(げだいかざり)ともいい、
軸物が名物等の場合の手習いで
軸を巻いたまま二つ折りにした帛紗か軸盆に
外題が上になるように載せて床に飾っておき、
客の席入り後、正客の所望で、床に掛けます。
      (裏千家では小習事十六ヶ条)
この手続きにより、
軸のかけ下ろし、巻き方、巻紙の作り方等が習得できます。

『軸荘付花月之式』になりますと
八畳で『軸荘』、
四畳半に移って薄茶三服点の『平花月之式』として、
折据の扱いや足の運びなどの『花月之式』の基本をも
習練できるよう考えられております。

主菓子は、クリスマスツリーの金団
綺麗な緑に白の小粒あられ、てっぺんにオレンジ色の星が
とても上品なお味でした。

先日の茶事の主菓子『意傳坊』の話になり、

堺の名物小島屋の「けし餅」がよく似ているとの事で
お持ち下さり、皆様でいただきました。
左側:けし餅
中は小豆の漉し餡で、けしの実がまぶされた柔らかな餅です。
やや甘めの餡がけしの実のプチプチ感とともに
口の中で溶けて混ざり合い、
これはこれで美味しいのですが
「意傳坊」の複雑な味わいと食感にはかないません。

帰りは、やはり冷たい雨になりました。
覚えることがいっぱいで、消化しきれません。
こうして書きとめることで、
再確認させていただいております。

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