気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

腐草為螢(くされたるくさ蛍となる)候のお稽古

2021-06-12 22:23:17 | お稽古
二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)」
     
72候では腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)
草の中から蛍が舞い、光を放ち始める頃。
昔は腐った草が蛍になると思っていたのでしょうか?
 
二月堂裏参道の途中にある大湯屋の前の
大仏蛍もきっと飛び交っているでしょう
今年も蛍狩りに行きたいのですが・・・・

お稽古は「長板総荘り」で水指は手桶
 

お弟子さんが「タイサンボク」をおみやげに
急遽、3人ですが『花寄せ』をして楽しみました
   

軸は『清流無間断』
 
  清流無間断 碧樹不曾凋     
清らかな渓流はこんこんと流れて絶える事がありません
松のような常磐木ときわぎもいつも青々として
決して凋む事なく永遠に碧みどりを保つというわけです

『朝日新聞』の「三十三代八十五億人につながった命」と
題する投書だそうですがご紹介いたします
  人間が生まれるには親が二人おり、祖父母は四人
 その前は八人さらに前は十六人になる
 これを繰り返すと三十三回目には
 八十五億八千九百九十三万四千五百九十二人になる
 つまり、だれでも、わずか三十三代さかのぼるだけで
 地球上の全人口よりもはるかに多い人々の影響を受けているのが
 現在生きている私たちである・・・・
 過去と未来をつなぐ架け橋、それが現在生きている人たちで・・・
一部抜粋です。
誰もができる計算ですが、ちっとも気がつきませんでした
こんなに多くの人々を背負って命をいただいているとは

『清流無間断』の言わんとする事は
「大切な命を繋ぐために留まることなく精進せよ」
ということでしょうか
お軸を前にすると気が引き締まります


主菓子は『紫陽花きんとん』
プロのようにはいきませんのでどうぞお許しを










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