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月ヶ瀬梅林で梅見を

2018-03-24 12:58:36 | 散策
奈良も桜の開花宣言がでました。
その前に『梅』も咲いていたのですが、一週間以上も早く
咲いた桜に主役を奪われてしまいましたね。
 
三月中旬、大正11年には国が初めて指定した名勝の一つ
『月ヶ瀬梅林』、今年も『月ヶ瀬梅林と齋藤拙堂』の講座に
参加して梅見に、少し遅れ気味で、しかも昨秋の台風で
土砂崩れが発生し、傷跡がそこかしこに・・・、
行政の方々、早く修復してくださいね。


月ヶ瀬の梅は今から800年前、月ヶ瀬の尾山に天神社をまつり、
ゆかりの梅の木を植えたのが始まりとされ(天神記1205年)、
その梅の実から紅花染めの媒染剤として烏梅(うばい)を作る
ようになり、更に林間の空き地を利用して梅を植え、急峻な
この地域の貴重な収入源になったそうです。
烏梅  
江戸時代後期には約10万本以上の梅の名所(拙堂1830年)で
風流を好む文人墨客に讃えられ、その景色を愛でる詩文が
詠まれた。『萬玉亭』頼山陽、『名士観梅図』富岡鉄斎、
『七言律詩書』齋藤拙堂、『月瀬記勝』齋藤拙堂
 月瀬記勝
しかし、烏梅は明治に入り化学染料に押され、現在は一軒のみ
梅の木も、炭等にされ一万数千本に減っております。

名張川(五月川)の五月ダム湖に映える梅の数々
 
もう少し登ります。
 
帆浦梅林から
 
平日なのに、かなりの人出があり、遠くからの方も
もう少し若い梅の木を植えて頂ければ・・・ 

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