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大和文華館「琳派と風俗画 」 宗達・光琳・乾山・抱一展へ

2016-05-12 07:46:56 | 大和文華館
琳派とは、江戸時代「装飾的な作風」を特色とする芸術家の
集まりで、俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一などを
ゆるやかにつなぐ言葉として使われます。おりしも昨年は、
琳派誕生400年で、秋の京都はどこもかしこも琳派琳派、
狂騒的でもありましたが・・・
ここ奈良、新緑の映える大和文華館で、ひっそりと
「琳派と風俗画 - 宗達・光琳・乾山・抱一」展が開催中で、
活気に満ちた桃山・江戸の文化の粋を感じにまいりましょう。
 
エントランスをぬけ、
左右にソファーのある休憩室を兼ねた廊下の先に
いつもの如く、三つの出陳品が出迎えてくれます。
向かって左側から
武蔵野隅田川図乱箱(重要文化財)
尾形乾山筆 江戸中期
乱箱全面に陶芸の如く描いておられます。
 (中蓋)

扇面貼交手筥(重要文化財)
尾形光琳筆 江戸時代中期
全面に金箔を敷き詰め、その上に扇面や団扇の絵を
煌びやかさは
 富士面(懸子表)

沃懸地青貝金貝蒔絵群鹿文笛筒(重要文化財)
本阿弥光悦作 江戸時代前期
光悦蒔絵で、青貝(厚い貝殻)金貝(薄い貝殻)の製法を


瓶花図
酒井抱一筆 江戸後期


伊勢物語図色紙(六段芥川) 伝俵屋宗達筆 江戸前期


新古今和歌色紙
本阿弥光悦筆 1606年


色絵夕顔文茶碗
尾形乾山作 江戸時代中期
腰の張った茶碗に地は黒絵具、白緑黄の釉薬で夕顔を描き
『よりてたに 露の光や いかにとも、
  思いもわかぬ 花の夕かは』白の釉薬で和歌が


陶法伝書(陶工必用)
尾形光琳筆 江戸時代中期
なんと江戸に下った折の、仁清等の陶法指南書です。


錆絵柳文重香合
尾形乾山作 江戸時代中期
いわゆる乾山焼きで三段に分かれた香道の香合


【風俗画】は 後半の部屋にどーんと
国宝の「 婦女遊楽図屏風(松浦屏風)」 江戸前期
輪舞図屏風 江戸前期
以前紹介しましたので省略させてください。

見応えのある作品がご覧になりますよ。

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