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気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

達治忌で「チューリップ」を

2018-04-05 12:05:07 | 日記
風が冷たい朝に、奈良若草山の上には雲が、
左側の頂上付近の桜もおぼろげながら、満開の如く?
でも明日の雨風で、散ってしまうかもしれません。
 

昨日の温かさ(最高気温24.7℃)で汗をかきながらの散歩中
住宅地の人工の川にも水遊びをする子供の姿が
『花筏散りじりにはや水遊び』愚句


菜の花も満開で、モンシロチョウが飛び廻り、シバザクラも
 

花壇には花がいっぱい、チューリップもすっかり開き
 

そういえば今日五日は『達治忌
大阪生まれの詩人・翻訳家の三好達治さん(1900年-1964年)
教科書にも掲載されている平易な四行詩がありますね。

チューリップ

 蜂の羽音が
 チューリップの花に消える
 微風の中にひっそりと
 客を向へた赤い部屋


故郷富山の『砺波のチューリップフェア
20年前はゴールデンウィーク期間中に満開だったはず、
暖かい今年はどうなるのでしょうか。

「夕ざりの茶事」の後礼の筆が進みません

2018-03-31 15:17:46 | 日記
昨日の午後は、茶の湯の書の講座で「夕ざりの茶事」に京都へ。
昼下り、夕刻そして夜の帳が降りる春の宵での京都の一時、
席入りは3時、初炭、懐石、菓子の後は中立ちまでが初座、
夕暮れ時にあたり、置かれた手燭を持ち待合いへ。
銅鑼が鳴り、手燭を蹲踞の高い石に置いて使うと、後席入りの
後座になり、濃茶そして続き薄茶にて終わりに。
なお初座で花を、後座で軸を飾る幽玄の世界を愉しめました。
              (*写真はありません)
愉しみの後は、後礼をお教えいただいたように、さらさらと
書かなくては・・・、そんな訳にはまいりません。

やはり後礼の筆が進みません。今日は自宅稽古と言い訳を。

今朝の奈良の最低気温は3℃台と冷え込みましたが、春霞で
若草山はぼっと、でもそこかしこに桜で染まっております。
若草山9時

昨日の京都も凄い人出でしたが、昨日の朝から用事で訪れた
JR奈良駅も、緑の窓口は長蛇の列、それも海外からの方々で
三条通も外国語が飛び交いインバウンドの凄さがひしひしと。
日本の桜は海外の方々にとり、一度は見たいものだそうで、
この時期の奈良の古い旅館も海外の方たちで満室と・・・。

遠くから興福寺の桜も見え、時間があれば奈良公園へ足を
伸ばせたのですが、お昼から「夕ざりの茶事」で諦めました。


帰りに観た、佐保川の桜並木も満開、
川面に映り込む桜、花びらも舞い落ち「花筏」ぽく・・・?
一瞬の美しさを堪能できました。
佐保川

この天気では、あっという間に桜も終わりますね。
三日前、墓参りで訪れた奈良の中和地区の桜です。
飛鳥川の桜並木も満開、蘇我川も・・・
飛鳥川

高田川の桜も・・・
 高田川

大和三山(畝傍山・耳成山・天香久山)の一つ「畝傍山」、
『玉襷(たまだすき) 畝火の山の 橿原の
       日知(ひじり)の御代ゆ 生(あ)れましし』
                     柿本人麻呂
南側からの眺める畝傍山の麓には桜が・・・

西側から望む畝傍山でその奥が音羽観音の音羽山と経ケ塚山

明日香村の方を望むと、桜が咲いているのが見えます。


そして桜を近景に二上山も遠望
  

桜の国、日本、奈良でもそこかしこに桜の木があり、
日本人にとり、『桜』への愛着はなくてはならぬもの、でも
標準木とされる「ソメイヨシノ・染井吉野」はクローンで、
高齢化により衰退し、将来的には消え去る恐れも。それに
追い打ちをかける外来種の害虫クビアカツヤカミキリと悪戯
桜の木を、切ったり折ったりする悪戯が奈良でも・・・
悪戯にしては度が過ぎており、情けないですね。

でも朗報でしょうか”百年ぶりの新種「クマノザクラ」が
紀伊半島で発見された”との報が・・・
「染井吉野」に代わる新たな観賞用樹木として期待大だそうです。

春日祭(申祭)は3月13日に

2018-03-02 16:41:38 | 日記
今朝から昨日の嵐のような風が止み、穏やかな朝
庭ではこの暖かさに誘われて羽虫、ユスリカ?が飛び回り、

米糠を一週間前に撒いたところにも、スズメとツグミが
やってきており、春本番?ともいえる気候です。
 

昨晩から始まった東大寺・お水取り(修二会)本行も例年になく
暖かな夜に、10本のお松明が一人づつ連行衆の足元を照らし
二月堂へと登廊し、二月堂堂内で始まり、15日未明まで、
二七ヶ日夜(二週間)続くことになります。


これから奈良の3月前半は修二会一色になるのですが・・・
実はあまり知れていない春日大社でも『勅祭・春日祭』が
お話は、春日大社宮司・花山院(かさんのいん)弘匡さん
藤原北家師実流の嫡流で高校教師から親の後を継がれて宮司に
なられ、観ることの出来ない貴重なスライドを駆使されての
お話で、申祭は旧暦の二月・申の日を新暦では三月一三日、
メインの祭りですが、3月10日辰の立榊式(一の鳥居に榊を)、
今は枯れた榊
11日は巳の祓式と牛の御酒式、12日未の置砂式、
13日は申祭で勅使以下斎館を出て、祓戸の儀、著到の儀を経て
幣殿・直会殿の作合の座につき、御棚奉奠(みたなほうてん)、
御幣物奉納、御祭文奏上(声を出さず)、神馬牽廻、和舞奉奏、
饗饌、見参(袖の下作法で真綿がご褒美に)、賜禄をもち終了。
でも当日近づけるのは二の鳥居付近だけで閉門されての行事。
HPより
というのも春日大社の祭ではなく、三勅祭の一つで天皇陛下の
御勅使が国家の安泰と国民の繁栄を祈る御祭文(宣命・詔)、
この御祭文の色は三勅祭の伊勢神宮は縹(ハナダ)色、葵祭
(上賀茂・下賀茂神社)は紅色、石清水(石清水八幡宮)祭りと
この春日祭では黄色の紙で奏上され1200年も続く重儀に。
というのも
続日本紀では750年2月16日に、春日酒殿・・・・
万葉集でも751年頃春日祭神の日(梅が満開)に光明皇后の御歌
大船に真楫繁貫きこの吾子を韓国へ遣る斎へ神たち
賜られた甥っ子、入唐の藤原朝臣清河の歌は
「春日野に斎つく三諸の梅の花栄えてあり待て還り来るまで」

と記載があり、奈良時代には始まっていたと考えられ、
平安時代初期に
新抄格勅符抄 801年9月22日、春日祭りの記述が
日本後記 805年2月10日、建部千継を春日祭使と

三勅祭の斎主は
宮中は女性の神明奉仕、伊勢神宮の斎王(いつきめ)女性
葵祭も女性が斎王、現在は民間から代理なので斎王代と
春日祭の斎女は関白などの娘・内侍(ないし)といい、
泊まられた地には内侍原町などの地名も残ります。

そして2000人の大行列が京都御所から出ていたそうです。
前行列・・・斎女列・・・70人の貴族、警護、雑用係など
その模様は、葵祭ものままになります。
一部

天皇陛下の御幣物(春日大神への奉げ物)に興味はありませんか
1000年間同一で、平安朝の延喜式の定めそのままで、昔は
内蔵寮(宮中の内廷的財務機関)からで現在は宮内庁掌典職より
・五色絁(あしぎぬ)  一丈二尺(3m60㎝)
 *五行思想より万物の色とされる五色(青・赤・黄・白・黒)
・糸(絹糸)     一綛(かせ)
・曝布(さらし・麻布) 一端(9m程)
・木綿(ゆう)     一斤(600g)
・麻         一斤(600g)

3月14日には後儀「戌の小祭」摂末社の神々を祭られて終りに
御棚神饌は神様側から見ますと
・御箸
・大豆、黒米飯、汁(ワカメの千切り)、醤、白米飯、小豆
・鯛、烏賊、鰹、キタイ(カマス)・・・高く積まれる
・鮨(サワラ)なれずし、鮑
・柑子(小さなミカン)、干し柿、框
・濁り酒、清酒・・・春日大社酒殿で造られます。
     (明治になり、酒税を一番最初に払ったそうです)

なお、この行列を再現するには少なくとも2000万以上掛ると
どなたかおられませんかと呼びかけられて終りに。

修二会だけではなく、知らない行事があったのですね。
12日は東大寺修二会の大松明、お水取りそして声明を鑑賞され、
次の日13日は春日大社に行かれ、国宝殿で名刀の数々も・・・
 
そして最後に奈良国立博物館で特別陳列「お水取り」等も

ウグイスの初鳴きが

2018-02-26 12:57:21 | 日記
今日から東大寺のお水取りは惣別火(そうべっか)がはじまり、
いでたちも紙衣(かみこ)という仙花紙で作った紙の衣となり、
私語も一切禁止、湯茶も自由には飲めず、所作作法も厳しく
火鉢以外の火の気がなくなり、白鼻緒のわら草履をはき、座る
のも各自一枚所持する「てしま(ござ)」の上だけで、声明の
稽古、行中に使う糊たき、二月堂内で刷るお札の紙を折る作業
、ホラ貝の稽古、堂内の荘厳に使う椿の枝に造花を取り付ける
作業、会中に使う法衣を身につけてみる「衣の祝儀」、行中の
配役の一覧である「時数帳」の書写等をして過ごされ、月末の
28日まで戒壇院・別火坊にて行われると、本行は二月堂へ。

さて朝からの温かさに誘われて買い物に出かけると、春を彩る
初物が二つ見聞きすることが出来ました。
一つは”関西の春の風物詩「いかなごの新子(稚魚)」が只今
入荷し・・・”という威勢の良いアナウンスが11時頃突然響き、
今日がいかなごの解禁日ということを知りました。
毎日新聞より
棚には1㎏2500円と値札が、昨年は3000円だったので少し安く
手が伸びそうに。でも「くぎ煮」は付きっきりになりますから
今日は断念せざるおえません。
帰り道、住宅地の保安林方面から聞きなじんだ鳴き声が耳に。
ホケキョと聞こえたような?、立ち止まり耳を澄ましますと
ホホケキョとまだ慣れていない「ウグイスの初鳴き」です。
気象庁の生物季節観測項目の一つですが、発表はまだ。
鶯の 声を聞きつる あしたより 春の心に なりにけるかも
                     良寛
天気予報によりますと、今後一週間の最高気温は13℃以上に、
大炉も終わり、閉じなければなりませんね。
そしてこれからの季節、釣り釜にうつりますが・・・
うぐいす点」も考えてみなくてはという気持ちに。

帰り着き家の玄関前の小花壇、紅色の侘助の花に動きが目に。
『メジロ』ちょこっと顔を出すなり、こちらを見て飛び去ると
足元に一輪の花びらだけが残っておりました。
 
赤椿咲きし真下へ落ちにけり
          加藤暁台
この句のように椿の花は散るとは言わず、落ちるといい、
足元に落ちるはずが・・・こんなところまで飛んできており、
きっと「メジロ」の仕業なのでしょう。

高校生の茶道への認知度は

2018-02-19 19:02:26 | 日記
今朝も-1.3℃と氷点下の朝、雲を通して陽射しもありますが
弱く、ピークを過ぎた寒さとはいえ、春が待ち遠しいもの。

奈良の春は東大寺のお水取り・修二会が終わらないと来ないと
されておりますが、行事としてはすでに始まっております。
昨日18日は二月堂での「油はかり」、修二会本行中3月1日から
15日朝まで使用される灯明油(菜種油)の納入に、堂司・
森本公穣(清凉院住職)さんが立ち会われ、そして明日20日から
戒壇院別火坊にて試別火、惣別火と二月堂での本行になります。
今年の厳しい寒さが気になりますが・・・。

さてこの土日、二日続けての自宅稽古、お雛様に見守られながら
の稽古は「大炉」、床の花は、西王母椿に満天星躑躅の花芽を
 
菓子は土曜日は「下萌え」を

一人の高校生は昼まで授業があり、下校途中に寄ってくれました
習い始め、痛くならない正座の仕方を教えた所、学校でみんなに
やり方を教授したことなど、色々と話しているらしいのですが、
この土曜日の話、学校で急いで帰ろうとすると、同級生から
”どこ行くの”、「これからお茶習いにいくの」と言うと、
”お茶飲むだけやのに、面白いの”と返ってきたのだそうです。
茶道って敷居が高いのか、知らな過ぎるのか?、
これからの若い人たちへの啓蒙にもなりますから、気を引き締め
間違ったことを伝えないようにしなければなりませんね。

始めての大炉、逆勝手で少し戸惑いも見られましたが、
こちらの注意点を一言一言聞き洩らさないように・・・、
稽古終わりに、「大炉での後炭手前」の準備をと、

炉中の灰仕切りの雪輪瓦の向こうに、輪胴、丸毬打、割毬打、
丸管炭、割管炭、枝炭三本を組むようすを、興味津々な顔で
見つめておりました。
後炭手前が出来られるようになるのは何時になるのでしょう。

でも来年度から入試のためお稽古がお休みに・・・あと何回?
足りない時間ですが、お茶の深さを味わってくださいね。

金メダル祝う爆跳

2018-02-17 17:06:25 | 日記
4℃台の暖かな朝を迎えましたが、雲が多く日差しが・・・、
昼過ぎからの自宅稽古まで時間が余り、確定申告書の作成に。
納税は国民の義務ですからと、パソコンに向かい、確定申告と
検索するも上位はPRばかりで、入り口が判らず、つい相方に
聞くと”昨年もしたはず”と冷たい返答と”ここ”と指し示す
だけ。サイトに入ったら入ったで「ICカードリーダライタは、
家電量販店等で3,000円程度」とエエッ
これ何に使うの?e-taxマイナンバーカードを使用するため、
このマイナンバー、莫大な予算をかけ構築されたのに使い勝手
が本当に悪すぎ、役所に行っても、便利さは実感できません。
でも本格運用になるとリーダも必要になるのでしょうが、
お金を使わせないでほしいものです。
確定申告書作成コーナーパソコンで申告書等を作成される方
から入り、準備していた書類を見て入力、なんとか1時間かけ
印刷までこぎつけました。各書類を貼り付け、捺印すれば
税務署へ送るだけに、終わったーーー。
相方の分と一緒にして送ってもらうことに。

さてお昼ご飯のカレーうどんを食べ終わり、自宅稽古の準備を
しなくてはと思い、今何時・・・忘れていた、フィギィア男子
シングルフリーが始まっているはず、TVを点けると最終組の
6分間練習中、間に合いました。急いで炉に炭の準備と床の
しつらえにかかりました。
  
相方から”始まるよ”の声でドキドキしながらTV観戦を・・・
    ・・・よかった、最高・・・
金・銀のダブルで、羽生君も宇野君もあの凄いプレッシャーに
打ち勝つことが出来ましたね。ブラボー
”もうじき来られるでー”の一声に我に返ると15分前です。
炭を熾し、着替えている最中に、ピンポンっと
何とか間に合いました。
金銀を喜んでいるのか、炭の爆跳が見られます。
 2016.2.16
『大炉炭爆跳祝う金メダル』
           愚句

今日は西行忌?

2018-02-15 18:58:30 | 日記
暖かな朝、と思ったら6℃台だそうで、厚い雲に覆われており、
陽も射さずにお昼過ぎには11.8℃まで上昇し三月の気候に。
でも日差しがほしいですね。

今朝からお稽古に奈良市内まで伺いました。習ったのは台子、
朝から真の炭、大円の真、お昼からは行の行に。

今朝こんなメールが届いておりました。
”今日2月15日は、ヨハン・シュトラウス2世のワルツ
 『美しく青きドナウ』が、1867年に初演された日です。
 ニューイヤーコンサートのアンコール曲・・・”
なかなか時間もお金もありませんのが常・・・

今日は何の日で調べてみると
涅槃会でお釈迦様が入滅された日とされております。
なお旧暦では兼好忌や西行忌が上がって来ました。
でも西行さんが亡くなられたのは本来2月16日なのですが、
願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月の頃
                 (新古今和歌集)
『きさらぎの望月のころ』とは、二月十五日(満月)をいい、
釈迦入滅と同じ15日を忌日とされております。

お稽古に駅まで歩いていく途中の遊歩道に、栴檀(せんだん)
の木の白い実が地面に落ちておりました。
昔の栴檀の呼び名は楝(おうち)といいます。
踏まれしも冬天残る楝(おうち)の実
 

このセンダンというと、こんな諺を思い浮かべませんか。
栴檀は双葉より芳(かんば)
意味は、
大成する者は幼いときから人並み外れて優れていること。
又この栴檀はセンダンではなくビャクダン(白檀)を指すそうで、
香木でもあり、お香にもよく使われますね。
お線香の香りで思い出します。お釈迦様を偲びましょう。

インフルエンザの猛威に学級閉鎖

2018-02-13 13:48:56 | 日記
氷点下0℃台の朝、東の山の端から陽が昇り一日が始まります。
若草山の雪は頂上付近に少し残っておりますね。
  
反対に故郷富山は冬型で雪が降り続き、昨日からの積雪も40㎝
除雪費用が底をつき、富山県知事は国に要望されています。
平成18年豪雪を上回る豪雪?、最終的には人の力になりますね。

今日も昼から自宅稽古、4日連続で大炉での稽古、朝から掃除を
済ませ、床のない八畳間に長押から軸を掛け、畳の上の花台には
紅白の有楽椿と初嵐椿、そして満天星躑躅の花芽を活けると、
床になりますでしょう。
 

ゆっくりお昼まではメダル続出の平昌オリンピックをみていると
玄関が開き、居候さんが中学校から帰ってきました。
学級閉鎖だそうで、にこにこしています。まあ
奈良県では五日間も閉鎖だそうで、親にさっそく電話を。

流感で学級閉鎖に親悲し』 
            愚句
クラブ活動は中止、塾には行くそうで、どうするのでしょう。
まずは、部屋の掃除を命じておきましたが・・・
本人は、お昼を食べ、二階でベッドの中に・・・

思い起こせば、誰にでも覚えがあるのではないでしょうか。

そろそろお稽古にこられますね。

睦月の終わりはスーパー・ブルー・ブラッドムーン、如月は粉雪で

2018-02-01 11:06:23 | 日記
今日から二月、逃げる”ひと月は小糠(こぬか)三合で暮らす”と
あっという間、でも小糠は”小糠三合持ったら養子に行くな”
の諺もあり、糠に恵まれ我が息子三人ともお嫁さんが。
先日の小糠の鳥への贈り物、昨日は雀に連れられツグミも・・・
穴が深くなり、今朝からの雪にめげずに来ているのか、土色に。
『雪掘りてツグミとスズメ仲良くね』
ツグミ来てもて追われし冬雀
               愚句
1/31 
雪の帽子を被った花々にも出会えましたが、11時前には霙に。
 

昨晩の「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」見られましたか。
「ブルームーン」は、ひと月に2回満月が訪れる現象を指し
「スーパームーン」は、月が地球に接近した際に見える月、
「ブラッドムーン」は皆既月食で月の表面が赤っぽく見えること

この天体ショウーの始まりは、東南東の空で20時48分でしたが、
気が付いた時は、3分後で
 
皆既食は21時51分、南東の空に地球の影に完全に隠れる予定が、
少し前から薄雲が掛っております。
  
時間が過ぎているのですが・・・目ではなんとか

20分後赤い月、赤銅色のブラッドムーンが観察できました。

23時8分には輝きが戻り始め、
2月1日0時12分、南の空で元へのはず。
でも明日も忙しいので、この辺でお休みに。

朝目覚めると、音もなく粉雪が降っておりました。
今日は「シューベルト」の誕生日で、交響曲第5番でお祝い!
雪の降る日にピッタリかも。

JR東海、奈良編は東大寺、蓮弁は

2018-01-29 16:38:21 | 日記
今朝は氷点下から解放され平年並みの気温で、陽が射しお昼頃
には8度台、陽が当たる居間では久しぶりに暖房を切りました。
自宅稽古を終えた午後3時ごろにはONに。

予報ではまだまだ寒気が居座りそうで、立春寒波との予想も
出され、日本海側の大雪が心配になります。
この土曜日の若草山の山焼きの炎で、春を招いてくれれば
良かったのですが、燃え残りもあったせいかも。
やはり奈良の春は東大寺二月堂の「お水取り」が終わる3月15日
を待たないとだめなのでしょう。

このお水取りの連行衆は先月16日に発表されており、
和 上   平岡昇修・上之坊住職
大 導 師  上司永照・持寶院住職
咒 師   鷲尾隆元・地蔵院住職
堂 司   森本公穣・清凉院住職
北座衆之一 上野周真・真言院住職
南座衆之一 尾上徳峰・祥明寺住職
北座衆之二 池田圭誠・金龍寺住職
南座衆之二 佐保山曉祥・寶珠院住職
中 灯   中田定慧・隔夜寺住職
権処世界  平岡慎紹・金珠院住職
処 世 界  清水公仁・公仁房

練行衆はこの11名で、東大寺とその末寺の僧から選ばれますが、
東大寺さんでもお若い方が少なくなり、ご苦労されているとか
聞き及びます。(昔は15人だった?)
上司さんは一つ上がられ「大導師」に、2月20の試別火を
待たず2月15日には早々に別火入りされることになります。
連続何年お堂に上られておられるのでしょうか?
そして今年は佐保山さんの名前も、9回目のお役目です。

その前のこの週末の土曜日、二月堂では節分の行事があります。
10時 還宮(げんぐう)と呼ぶ古札揆遣で二月堂東南の飯道神社で
14時 節分豆まき、二月堂舞台の上から豆や鈴がまかれます。
18時 星供養、万灯明をともし星に「除災与楽」を祈る法会で
   「星曼荼羅」を掲げての修法のささやきと祈祷簿を繰る
   音と火、周辺にある石灯籠135基にも火がはいります。

JR東海ではこのシーズンの奈良の主役は『東大寺』が選ばれて
おりますが、大仏殿は工事中で入り口が変更になっております。
 
このポスターの下の方台座の蓮弁が見えるでしょうか。
 
先日、奈良国立博物館館長・松本伸之さんの講演「天平文化を
読み解く」で話されており、大仏さんのモデルは中国の
「龍門石窟奉先寺(ほうせんじ)」にある盧遮那仏だそうで、
大小28弁の蓮弁一枚毎に華厳経の教えに基づく蓮華蔵世界が彫り
込まれ、蓮弁線刻図といい、天平のものも残されております。
上段には如来と二十二菩薩が描かれ、
中段は横線により無色界・色界・欲界という三つの世界が表され
下段には百億世界を象徴する七つの須弥山が配されています。
半分の模式図
なおこのレプリカが堂内に展示されております。

忘れるところ、2月8日から14日まで奈良瑠璃絵があり、
東大寺では、21時まで南大門の金剛力士像ライトアップ、
大仏殿のライトアップと、20時半まで中門から拝観でき、
八角燈籠の点灯と大仏殿の観相窓が開扉され大仏さまのお顔も

堂内に入り、下から見上げる大仏様、虜になることでしょう。

実は先日家に月参りにお出での坊様と先の蓮弁の話になり、
十年ぶりで幼子を連れられて、大仏様を下から拝まれたおり
年一回、東大寺の法要で台座の上から拝まれているのに、
角度の違いが、新鮮で深い感慨を得られたと・・・。

奈良も寒いですので、お出での際は防寒対策を万全に。