大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

第20回星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン(uesugi)

2014-06-06 00:28:02 | 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラ
今更感がありますが、野辺山の大会録です


100kmは秋田しか出たことがなかったので、他の大会にも出てみようと思い、折角なら厳しいレースに...ということで、時期的にちょうどいいこともあって、出場を決意しました




旅行記に関しては、kawataさんが既に書いてくださっているので、自分のレースについて書いていきます
ちなみに、前日の観光では特に吐竜の滝が楽しかったです、川の下流を遡っていくのってやっぱり良いですね



では、以下レースについて
今回は特に記録を狙っていたわけでもなく、特に調整はしていなかったので、練習等については省略します




5km 24:59
10km 51:27(26:28)
15km 1:21:54(30:27)
20km 1:50:35(28:41)
25km 2:16:48(26:13)
30km 2:43:03(26:15)
35km 3:11:36(28:33)
40km 3:37:23(25:47)
45km 4:06:10(28:47)
50km 4:30:09(23:59)
55km x:xx:xx(未計測)
60km 5:30:55(1:00:46)
65km 5:58:51(27:56)
70km 6:29:25(30:34)
75km 7:16:10(46:45)
80km 7:56:25(40:15)
85km 8:20:18(23:53)
90km 8:50:23(30:05)
95km 9:34:27(44:04)
finish 10:17:24(42:57)

計10:17:24(@6:10/km)



【~start】
前日は、8時半過ぎには布団に入ったものの、カエルの鳴き声が気になったりレースの事を色々考えてしまったり、そもそも全く眠くならずと、結局ほぼ一睡もせずに2時に起床

預ける荷物の準備をし、宿の朝食をいただいてから、車でスタート会場へ
荷物は、42km地点・59km地点・87km地点の3箇所から2箇所を選んで預けることができるが、59kmと87kmに預けることに
59km地点用にはエネルギーゼリーにタオル・着替えなどを、87km地点用にはオレンジジュースだけを詰めた
あとは、アミノバイタルと塩熱サプリをいくつかポケットに忍ばせる

朝早いこともあってスタート前は非常に寒かったが、レース中にかなり気温が上がることは予想されていたので、震えながらも薄い長袖Tシャツ1枚だけの格好でスタートへ並んだ
haraさんとpontaと一緒にスタート



【start~20km】
前半はとにかく慎重に入ろうと考えていたので、体感遅すぎる位のペースで進む
最初の7kmちょっとまでは平地が続き、そこから緩やかな登りがスタートして、10km手前で砂利道が始まり、そして林道コースへと入りひたすら登っていく
全く下りのない上りが8kmくらい続くが、傾斜はそこまででもないので、ペースを抑えて走れば全然キツくはなく、寧ろ楽しく上れた

ちょこちょこと下りを挟んで、18km過ぎで一気に1908mの最高点へ(最高点表示の看板は思ったより早めに現れた)
ここから少し上りと下りを繰り返して、20km地点のエイドへ
大半のランナーは下りと上りの不得意がはっきりしていて、上りと下りが切り替わるたびに同じ人と何度も抜きつ抜かれつが起きるのが面白かった

しかし、たいていのおっさんランナーは下りが物凄く速かった



【20km~35km】
25kmまでは一気に下り、そこからは30km手前まではやや上り、そしてまた下り基調になるという感じ
といっても、アップダウンの細かい切り替わりは頻繁にあった
まだ抑え目に走っていたが、ここらへんは逆にあっという間に感じられた

野辺山のエイドについてだが、通常は水・スポドリ・バナナ・オレンジ・たけのこの里・あんぱんetc...が置いてあり、また、前半からもだいたい5kmごとにあったので、不足を感じることはなかった(強いて言うならば、終盤にも同じ感覚でしかないので、終盤に手厚くして欲しかった)

35km地点には大きめのエイドがあり、ここには稲子湯という温泉もあった
ここでは温泉はスルーしたが、おにぎりやお汁粉などを食べまくり、その後トイレ(大)休憩もするなど、しっかり休んだ



【35km~59km】
稲子湯を過ぎてすぐにかなりキツめの上りが続く
ここでは歩いている人もチラホラ見受けられた
1kmほど進んでからは、一気に下りへ、ここから50km手前まではひたすら下った

しかし下り始めてまもなくして、まさかの眠気に襲われるアクシデント
レース中に眠くなるのは初めての体験であったが、これが辛い
40kmのエイドで少しぼーっと休んだが回復せずこのままじゃヤバイと思いつつも、どうしようもないので眠気を堪えて走ったが、下りに関わらずかなりペースが落ちた

42kmの八峰の湯を過ぎたところのエイドで、頭から水を被りまくったら、ようやく復活
ここからペースを上げて、一気に59km地点へ
中間点以降は地味なアップダウンが多かったが、リズム良く進めかなりランナーも抜かせたので、気持ちよく走れた
ただ、55km表示が58kmくらいに現れたのには少し萎えた

あと、kawataさんの大会録にもあったように、途中の中間点エイドの蕎麦は非常に美味しく、3杯も平らげた

59km地点では、着替えをし、ゼリー等を補給し、かなり暑くなってきていたので水を被りまくって体を冷やすなどして、10分近くしっかり休んだ
そして、温泉用にタオルを頭に巻いて再出発



【59km~71km】
59km地点を出発してすぐに、haraさんに、そして3kmくらい進んだところでpontaとすれ違う
二人ともまだまだ余裕そうな感じであった

59km地点から装備したタオルが重かったせいで、頭に巻いていると走りづらかったので、いろいろ試した挙句、腹に巻いて走ることに
が、途中2度も落とした

63kmまで小刻みなアップダウンの道を折り返し、71km地点の滝見の湯まで上り基調の道を走る
このあたりもリズム良く走れたが、68km~71kmの急な坂道はそこそこしんどかった

いい感じで刻んで走れていたので、一気に走って行きたいところではあったが、折角なので、滝見の湯へ
入口でスタッフのおばちゃん二人にゼッケンを外すように要求されたが、Tシャツからピンをとってまた後で付け直すのが嫌だったので、Tシャツをその場で脱いでそれごとゼッケンを預かってもらい、上裸で温泉の受付へ行った(出際に同じく半裸のharaさんが入ってくるのに遭遇したw)

温泉は非常に気持ちよく出たくなくなったが、まだ30kmあるので泣く泣くあがる
出た直後は非常に体が軽く、サクッと峠越えするか、という気分になっていたが、現実はそうは甘くはなかった



【71km~87km】
再び走り始めるが、どうも走りが重く、頭もボーッとする
峠を上る前から歩いてはどうしようもないと思い、74kmのエイドまでは走ったが、峠に入り本格的に上り始めると、歩き出してしまった
ここから、79kmの頂上まではひたすらに歩きまくったが、途中のエイドで水分補給をしまくってやや回復して、途中からかなり早歩きをしていたので、たまにゆっくり走っているランナーを抜けたりした

峠を上り終え、下りに入ってからは、一気にペースをあげて下る
85kmまでは一気に惰性で下りきれたが、そのあとの87km地点エイドまでの平地は、ガンガンに日が照っている下でもあり、結構キツかった

87km地点では、用意していた、生ぬるくなったオレンジジュースを飲み、うどんや手巻き寿司がエイドにあったので、それらを食べまくる

10時間まではまだ90分あったので、サブ10は行けるだろーと考えつつ、ゴール目指して出発した



【87km~finish】
走り出して少しすると、また頭がぼーっとしてきて、喉もカラカラになり、体全体が倦怠感に包まれる
なんとか、90km地点までは走るものの、90km過ぎからの坂を前にして走る気力を失って終戦

ここから、ゴール手前まではひたすらに歩きまくった
95km過ぎてしばらくしたところでharaさんに声をかけてもらいつつ抜かれた
ラスト1kmを切って少ししたところまで歩き、最後だけはトボトボ走ってゴール

ゴールアナウンスのお姉さんに(へωへ)←こいつをいい笑顔だと褒めてもらったので、最後は笑顔でゴール(というより、笑顔を要求された)




100kmレース後としては、足はかつてないほど元気だったので、完全に脱水症状にやられたレースであった
再びこのコース(特に終盤)にリベンジしたい気もするが、正直、71kmコースにして温泉3つにはいって終わるのが、楽で気持ちよく走れる気もするので、また来年以降悩みどころである

なにあれ、非常に楽しい大会であることは間違いないので、100kmに興味がある方は是非出てみましょうヽ(へωへ)ノ