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トホホな話

2009-02-26 23:27:31 | 不動産業
みなさん、こんばんは。


今日、こんな話を聞きました。

建物の仕様は、木造軸組みの2階建て。
2階LDKの勾配天井ということで屋根断熱。
築年数は5年。

天井に雨染みが出たので、どこぞの工務店に調べてもらったら、天井裏がぐちゃぐちゃだったらしい。

今時こんなやり方で家を建てる業者があるのかね!?とのこと。

まず雨染みとされていた水は内部結露によるもので、ぐちゃぐちゃというのがどの程度のものなのかは分かりません。

この修理費用として150万円くらいかかるそう。

話の流れはざっとこんな感じです。

まずそもそもこの家を建てたハウスメーカーは、安普請・ローコストの家を建てるメーカーです。

タマホームじゃないですよ!そんなに有名ではないです。

屋根断熱ということなんですが、通気層がない上、防湿層もありません。

屋根下地に構造用合板が使われているでしょうから、防湿層がなければ内部結露が発生すると思います。
室内の湿度が上がった場合、構造用合板は透湿抵抗が高いですから、その手前、つまり断熱材のある範囲で結露が発生します。

まあ某工務店の言う通りでしょう。

ここで問題なのは、雨漏りであれば重欠陥ですから、10年保証の対象となります。

が、内部結露による場合は対象になりません。

雨漏り並みに内部結露で水が出る、というのもすごい話ですが、お施主さんにとってはとても気の毒な話です。

ぐちゃぐちゃというのが、クロスだけ・・・ボードもだめ・・・断熱材もだめ・・・垂木もだめ・・・と被害がどのくらい広がってしまっているのかが心配です。

断熱材と屋根垂木の復元、防湿層の追加、ボード・クロスの張り直しとやっていけば、それなりの金額になるでしょう。

ちなみにこのメーカー、当然それなりの対応を迫られる立場ではあるんでしょうが、昨今の経済事情のためトホホな状態。

みなさん、家の計画は慎重に・・・