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プレカット工場見学

2008-11-29 23:30:26 | 家ができるまで
みなさん、こんばんは。


昨日、午後から雨が上がり、耐圧盤の打設を行うということで、ナオちゃんを連れてA様邸の建設現場へ。



着いたときはすでにコンクリート打ちが始まっていたんですが・・・

ヘルメットしろよ!!

木造の基礎工事の現場では、よくある風景なんでしょうか。

RC造のように多層階ではないので、気が緩むのかどうか分かりませんが、はっきり言って気に入りませんね。

何か事故が起きたとき、本人だけでなく現場監督の責任も重大ですからね。

そもそも現場に現場監督がいなかったのもどうかと思いますが。


打ち込み深さの目印をどうするのか気になっていたんですが、縦筋に黄色のクリップを付けていました。

この職人さん、型枠も配筋も左官も全てこなす方で、非常に良い仕事をするだけにちょっと残念でしたね。

コンクリートの方は・・・



冬季気温10℃以下ということで、呼び強度24。

1ヵ月後に試験体で圧縮試験を行うことになっていますが、27くらい出るかもしれませんね。

工場搬出から現場到着までの時間も問題ありません。

ただ連続性に欠けていましたが・・・寒い時期なので問題にならないでしょう。


今日、立ち上がり部分の型枠を返し、月曜日に打設を行うことになりました。

レイタンスの除去をしてくれているんでしょうか・・・


さて今日は、静岡県富士市にあるプレカット工場の見学に行ってきました。

オートCADの説明を受け、工場内を見学したんですが、CADは3D表示ができ、非常に見やすいですね。

インターデコハウスでは構造計算をするんですが、こちらのプレカット工場でCADに落とし込んだ際、おかしい部分があればお互いに協議のもと、修正されるそうです。

二重のチェックという意味では、大変良いことですね。

このCADのデータを元にプレカットしていきます。



このプレカットの機械、丸のこでカットしていくんですが、のこ刃の厚みは補正してカットしていくそうです。

とはいえ、ムク材のスタッドは、そもそもの寸法誤差はかなりあるのでは!?

集成材のスタッドがあれば・・・なんて思いましたが、かなりのコストアップになるのでできない、ということでした。

うーん、本当かな・・・

まあスタッドの精度をあげたところで、面材を張り合わせてしまうので、あまり意味がないのかもしれませんが。

ここでカットされたスタッドと面材を、次の工程で釘打ちされます。



同時に数箇所の釘打ちができ、等間隔に釘が打てると言うんですが・・・

最大のポイントの、釘のめり込み深さに関しては改善されていませんでした。

そもそも一つのレギュレーターで数本の釘を同時に打つという構造に問題がありますよね。

同じ圧力で釘が打てませんから。

現実的に、めり込み深さにかなりのばらつきがあり、今後の課題としてメーカーの担当者は話していました。

また、深くめり込んで打ってしまった釘については、工場長が品質チェックする際に、増し打ちをするとも話していました。

この装置のオペレーターは、もともと在来工法の大工さんだったそうです。

在来工法では釘打ちを気にすることなんかないですからね。

インターデコハウスでは、三井ホームに納品しているプレカット工場も検討したそうですが、釘の間隔、めり込み深さなどはもっとひどかったとのこと。

釘打つくらいで何を苦労しているの?なんて気もしますが、意外と深刻な問題のようですね。



A様邸出荷分のパネルが出荷待ちとなっていました。

工場生産だと、現場打ちと違い、CN釘とNC釘を間違えるようなミスがなく、かつ天候に左右されないので大変良いことだと思いますが、それだけにあの釘打ちは残念ですね・・・