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”外断熱” ~人に勧めるなら自分から~

店舗も高気密・高断熱に!
今年も子供たちは元気いっぱい!!
乗るゼGT-R、MY・・・15!?

請負契約

2008-08-18 02:22:25 | 家ができるまで
みなさん、こんばんは。


ラジオでオリンピックの様子を聞いていたんですが、競技が終了した選手にインタビューをしていたレポーターが、こんな言葉をかけていたんです。

「すばらしいオリンピックをありがとうございました!」

この選手はメダルを取れたわけでもなく、私も知らない無名な選手だったようですが、このレポーターの言葉には、ちょっとホロッときてしまいました。

「本当ですか!そう言ってもらえると、うれしいです!」

と答えたその選手。

代表になるだけでも素晴らしいことなんですから、胸を張って帰ってきてください、と言いたいですね。

一連の競技を見ていたら、東京でオリンピックを開催するのも良いかも・・・と思い始めました。



さて、今日の午前中はAさんとハウスメーカーの請負契約。

建築請負契約約款の内容に問題は無かったんですが、気になった事を質問。

一つは、天災地変発生時の危険負担について。

これについては、このような答えが返ってきました。

「いざ地震などが発生した場合、周囲を見渡して当該建築現場のみ倒壊、破損があった場合はメーカー負担、周りの建物が全て倒壊するような規模の地震の場合は、お客様の負担を求める可能性がある」

とのこと。

ハウスメーカーに大規模地震の経験がないため、具体的な対処方法を現段階で提示できない、と言うことだと思います。

今回建築する壁工法の木造住宅は、性能評価で言う耐震等級3レベルの建物になりますし、また軸組み工法とは違い、上棟前後の建物の強度が高いため、建築中の地震に対しては安心感が高いと思います。


もう一つは、引渡し時期の規定について。

約款の内容には、工期が延びてしまった場合、月単位で残工事分の金額を計算し、その0.5%を違約金として支払う、とあるんです。

工期を145日と設定してあるんですが、今回依頼者であるAさんが求めている完成時期は3月末となっています。

つまり、145日よりも短い工期での完成、というのが今回の約束事になっているんですが、工期が延びてしまった場合、3月末を起点として違約金発生となるのか、ということ。

また、もしこの内容の通りの違約金となっても、3月末時点までの工事分を計算し、残代金が500万円くらいだとしても、違約金額は25,000円。

うーん、違約金額としてはどうなんでしょう?

私が経験したケースだと、工期が1ヶ月延びる場合、1ヶ月分の賃料相当額の違約金を支払うことでまとまったケースがありました。

Aさんの場合、3月と4月では、お子さんの就学に絡んでくるため、シビアな事態になり兼ねません。

それがあるので、今回は念のため確認したわけですが、お互い納得できる話にはなったようです。


請負契約は何事もなく締結し、来週から色や建材など、デザイン的な打ち合わせが始まります。



そして、午後から三渓園へ。

金曜日に見かけた、ギンヤンマが産卵したと思われる葉っぱを取ってきました。

実家の池に葉っぱを置いてきたんですが、卵が羽化したら大変な事になります!

ザリガニ釣りは、もう今日が最終日の6日目ということもあり、すっかり取りつくされた感じだったんですが、運良く1匹取ることが出来ました。


明日・明後日は房総半島に宿泊してきますので、ブログはお休みさせて頂きます。

貧乏暇なし

2008-06-30 23:18:12 | 家ができるまで
みなさん、こんばんは。


昨日のハウスメーカーでのAさん邸の打ち合わせ。

間取りプランが決まり、最終的な見積を作成するところまで来ました。

今週末、実際の建物を見ていただき、間取り図と照らし合わせながら、それぞれの空間の広さを現実的に体感してもらおうと思っています。

それにしても・・・すごく楽しみな家!!

もし自分が住むのなら・・・を想定しても、これなら十分満足できる家でしょう。

後は、予定通りのスペックを発揮できる施工かどうか。

公庫仕様書を片手に毎週見に行くことになりそうですが、会心の一軒になったら・・・と思います。


それにしても7月は予定がいっぱい。

貧乏暇なしとはよく言ったもので。

インチフィート法に慣れる

2008-06-22 23:13:28 | 家ができるまで
みなさん、こんばんは。


昨日、Aさんとハウスメーカーの打ち合わせに同席。

このメーカー、モジュールがインチ・フィートで組まれていて、尺貫法で慣れている私にはどうも馴染めません。

馴染めないというか、空間が把握できないと言うか。

尺貫法では、1820や910、455といった寸法をよく使いますが、インチ・フィート法では、1827、1624、1015、406、203など。

トイレの大きさと言うと、910×1820(3尺×1間)、910×1365(3尺×4尺5寸)でささっと描けるんですが、インチ・フィートのトイレは1015×1624と微妙に違ってくるんですね。

この感覚に慣れるため、メーカーのモデルハウスに行ってきました。



前回は、建具やサッシ、内装や外壁などを見たんですが、今回は寸法と現物を比較して見て回りました。

基本的に尺貫法よりはゆったりと作られているんですが、その代わりしわ寄せを受ける場所もあり。

ただ、やはり見て来た甲斐があって、帰ってから作図ソフトで間取りを描いてみると、以前よりはずっと楽に描けるようになりました。


さて・・・今日クルマに乗っていて、何気なくバックミラー裏のシールを見てみると・・・

車検切れまであと1週間!!!

気付いて良かったというか・・・

軒(ひさし)の長さ

2008-06-19 23:36:54 | 家ができるまで

みなさん、こんばんは。


Aさん邸の打ち合わせが先日行われましたが、私が帰ってしまった後で、ひさし(軒)の長さの話し合いがあったそうです。

Aさんの希望としては、外観の調和を考えた上でなるべく長く・・・ということだったようですが、これは大変良いことだとおもいます。

メーカー側としても対応できます、ということのようで。

まあ当然か!


ひさしは、夏は日射を遮り、冬は日射を取れ入れますが、必要な長さとしては、

サッシの下部からひさしまでの距離 × 0.3~0.4倍

とされています。

さくら事務所の大下さんから教えてもらったことですけどね。


私が住んでいる家の2階には、バルコニーに出るための掃き出し窓があり、窓の高さは1.8mくらいでしょうか。

窓の一番上からひさしまで0.2mくらいありますから、先ほどの計算で言うと、

(1.8m+0.2m)×0.3~0.4 = 0.6~0.8m

となります。

実際にひさしの長さは0.6mくらいなので、この計算結果に準じていることになります。

ただデザイン性と軒の長さは、屋根の形にもよるんでしょうが、切妻屋根の場合だとこの計算に則るのは難しいでしょうね。

うちは切妻で、軒が出ているのではなく窓の上にひさしがニョキッと張り出していますが、デザイン云々言ってしまうとちょっと・・・という感じもします。

Aさん邸では、機能性と外観をうまく融合したものが出来上がると良いですけどね。


Aさん邸仕様打ち合わせ

2008-06-15 23:13:29 | 家ができるまで
みなさん、こんばんは。


今日はAさんとハウスメーカーで打ち合わせ。

奥様も参戦されて、大変内容の濃い仕様打ち合わせになりました。

それにしても・・・広いおうちのプランニン(グ~!)って面白い!

いろいろなアイデアが出てくるし、たくさんの可能性があって・・・うらやましい限りです。


私は夕方からお客様との打ち合わせがあったので、最後までご一緒できませんでしたが、私からの提案としては、土台に使われる木を、防蟻剤が注入されたSPF材から特定耐久性樹種(ヒノキ、ベイヒバ、ウエスタンレッドシダーなど)への変更、サッシ取り付け時の防水シートの先張り、床下断熱から基礎内断熱への変更など。

基礎断熱については、基礎パッキンを気密パッキンに変更したり、換気設備を入れる必要があるなど、たくさん検討する要素がありますので、簡単に”ハイ、そうですね”というわけには行きませんが、メリットはたくさんあると思います。

樹種の変更については、なるべく防蟻処理を免除したいからですね。


あと、Aさんは基礎の高さを指摘されていました。

確か、45cmくらいだったでしょうか・・・

点検やメンテナンスで人が通ることを考えると、ちょっと低いのでは・・・ということだったんです。

ただ、公庫仕様書における地面からの基礎立ち上がり高さは40cm以上ですから、問題はないということになります。

ちなみに、我が家のツーバイフォーの床下は、底盤から根太の下まで有効で40cmでした。


私も床下のメンテナンスでどのようなことをするのか、あまりピンと来ないんですが、配管の盛替え、束の調整、腐食の確認などでしょうか。

う~ん、配管については、以前使用されていた硬質塩ビライニング鋼管とは違い、架橋ポリエチレン管ですから、耐久性は長いですしね。

どれだけの作業性を考慮するかですが、我が家を見る限りでは45cmあれば大丈夫な気もします。


また、私がいなくなった後に、おそらくAさんは軒の長さについても指摘していたはずです。(たぶん)

外壁の防水面で有利なだけでなく、高断熱住宅は特に軒の長さが重要になります。

どのような結果になったか、今度聞いてみようと思います。

準防火地域の窓

2008-06-12 23:17:24 | 家ができるまで

みなさん、こんばんは。


すみません、昨日はカレーを食べてコーヒー牛乳を飲んだら眠くなっちゃって・・・

スーパー銭湯、良いですねぇ。

昨日行ったところは平日で650円なんですが、うちの近所のスーパー銭湯は750円です。

この100円の差が結構大きくて。

金額と言うよりは気持ちの問題なんですけどね。


さて、今週末はAさんとハウスメーカーの仕様打ち合わせがあります。

それとはまったく別に、メーカーにプランと見積をお願いしているんですが、その建築する場所は第1種低層住居専用地域に属し、なおかつ準防火地域となっています。

北側斜線規制が厳しいため、建物の形は限定されてしまいますが、それ以上に準防火地域に伴う負担が問題なんです。

主にサッシの部分なんですが、この地域が準防火指定でなければ、樹脂サッシ+Low-Eペアガラスで十分な性能が出せますが、準防火指定だと、樹脂・アルミ複合サッシ+ワイヤーの入ったガラスとなってしまいます。

防火シャッターや特殊なフィルムを貼れば、ワイヤーはいりませんけどね。

また、樹脂サッシもシャノンウィンドウのような防火認定の取れているサッシであれば問題ありません。

このハウスメーカーの標準として仕入れている樹脂サッシは、防火認定が取れていないため、YKK社製の複合サッシになります。

結果的に準防火地域というだけで、サッシの断熱性能が下がり、ワイヤーが入った視界の悪い(!)ガラスになった挙句、コストは数十万円アップ!!

う~ん、仕方ないんですけどね・・・

アルミ・樹脂複合サッシと樹脂サッシとでは、商品によっては熱貫流率で2倍くらいの差が出てしまいます。

何だか、わざわざお金をかけてバカみたい・・・


Aさんの土地探しの際は、準防火地域かどうかも条件に入っていたくらいですが、都内なんかは、ほとんど準防火・防火地域ですから、逆にあまり問題視する人は少ないかもしれません。

もっとサッシメーカーが、樹脂サッシのコストダウンと防火認定取得に力を入れてくれれば良いんですが。

まあ、○○アルミとか言う社名である限り、金属材料は捨てられないんでしょうね。


北海道スペックと関東スペック

2008-06-09 23:03:44 | 家ができるまで
みなさん、こんばんは。


昨日、Aさん宅建築をお願いするハウスメーカーと打ち合わせ。

その中で、先日の釘打ちの問題についての話も出ました。

メーカーは、JIOの中間検査報告書を持ってきて、釘打ちの検査結果が”○”となっている箇所を見せながら、

「これをすっかり信用してしまった・・・」

と。

JIOの検査員、ただのオバちゃんのケースもあり、私が思うにここ5年くらいで急速に信頼性が落ちてきている気がします。

気のせいかもしれませんけどね。


JIOが提出した、Aさんの土地の地盤調査報告書の考察欄には、改良の必要性はない、と書かれているようですが、メーカー側でジオダスを始めとする他の地盤調査会社に参考意見を求めると、このケースなら1mくらいの深度で表層改良をした方が良いだろう・・・との見解がほとんどだったそうです。

最終的にAさんの判断(!?)となるようですが、こんな大事なことをプロでない方に判断を委ねるのはちょっと・・・

JIOは改良なしで保証するということですが、それでも1mの表層改良で60万円前後ですから、私はやるべきだと思います。

保証がある、という安心感よりも、保証なくても大丈夫!という方が良いですからね。


また、打ち合わせの後、この間の釘打ち不良の現場に行ったんですが、すでに透湿防水シートの貼り付けが終わっていて、サイディングを留める通気胴淵も付いていました。

ありゃ、シートを外しての釘の確認はしていないな・・・


現場監督に、サッシ、軒下の防水シート先張りをなぜしないのか、室内の水回りでなぜ耐水ボードを使わないのか、気密コンセントは?などの質問をしたところ、北海道のスペックでは常識の施工が、なぜか関東スペックでは施されていない、と言っていました。

この監督さん、北海道からこちらに来ているそうですが、この現場を任されてからというもの、あまりの違いに困惑している、とも話していました。

Aさん邸は、構造、断熱などは北海道スペックで依頼しています。

このスペックの違い、具体的に何が違うのか・・・仕様打ち合わせで明確にしておきたいと思います。

構造用合板の釘打ち

2008-06-05 23:56:31 | 家ができるまで

みなさん、こんばんは。


Aさん邸建築予定メーカーの施工現場を見に行ったことは、1週間ほど前にお伝えしたかと思います。

その際、”気になる点がある・・・”というのは、構造用合板の釘打ちについて。

外壁には2級特類9.5mm厚の構造用合板が使われていて、その釘打ちには釘の頭が緑色のCN50と呼ばれる釘が使われていました。

CN50を使用していることは問題ないのですが、問題は釘のピッチと打ち付け方。

構造用合板の釘打ちは、外周部10cm以下、中間部20cm以下の間隔で打ち込んでいきますが、このルールよりも広い間隔で打ち込まれている箇所が見受けられました。

また打ち付け方においては、釘のほとんどが合板の表面から1mm~2mmめり込んでいました。

釘打ちの間隔が広かったり、釘の頭がめり込んでいても、正しく打ち増しするば良いだけのことなんです。


この件に関してメーカーにお話したところ、早速現場に確認に行っていただき、問題のある箇所は全て是正した、との返事が来ました。

JIOの中間検査が終わっていて、何の指摘もなかったので安心していた・・・とも話していましたが、JIOの検査員なんて本職の方ばかりではないですからね。


以前、日経ホームビルダーの特集で、壁工法の構造用合板の釘打ちについて書かれていました。

釘打ちは専用の打ち込み機で行いますが、手元のガンと本体のコンプレッサーにエアー圧の調整機構がついていて、この2つを慎重に調整しないと、エアー圧が強すぎたり弱すぎたりしてしまいます。

職人は、弱すぎて打ち込みきれず、後からカナヅチで叩き込むのは面倒なので、強い方向に調整してめり込ませてしまうケースの方が多い、と結論付けていました。

そもそもピッタリ!というのは、かなり難しい調整になるようですけどね。

壁工法の釘の重要性を考えると、弱いエアー圧で打ち込み、丁寧にカナヅチで頭を揃える方が良いと思いますが、あれだけの釘の量を打ち込むわけですから、職人の意識に任されているのが現実なんでしょう。


今回のケースは、私が見なければそのままだったわけですし、職人も現場監督もJIOもあてにならない!?と言ったら言い過ぎなんでしょうかね・・・


地盤調査

2008-05-30 18:59:04 | 家ができるまで

みなさん、こんにちは。


四川省大震災の救援物資を、航空自衛隊の飛行機が運ぶ、という話が頓挫したことについて、メディアでは大きな話題になっていますね。

私もこの話を聞いたとき、中国領内に自衛隊の飛行機が入るとは、大変歴史的なことだと思っていましたし、これからの日中関係を考えると、大きな期待の持てることだと思っていました。

・・・非常に残念ですね。

被災地で苦しんでいる方々のために一刻も早く救援物資を届けることと、日中関係の回復を図る上での問題と、大変難しい判断が迫られたんでしょうが、某官房長官はどうしてもっと慎重になれなかったんでしょうか!?

今回の件は、かなり大きな責任問題だと思うんですけどね。



さて、今日はAさんの土地の地盤調査。



この方々は、JIOの調査員。

深度5mまでの地耐力は、やはり盛り土のせいかかなり低い様子。

測定ポイントは5箇所だったんですが、概ね傾向は同じようでした。

報告書は来週になりますが、何らかの地盤補強は必要でしょう。


ハウスメーカーの決定

2008-05-25 21:35:29 | 家ができるまで
みなさん、こんばんは。


今日、Aさんの家を建てるメーカーが決まりました。

決め手は何だったのか。

また、残念ながら選ばれなかったメーカーは何が足りなかったのか。


決め手については、Aさんご家族のみぞ知る・・・ということになりますが、私が見る限り、トータルのバランスに優れていた、という点でしょうか。

コスト、耐震性能、断熱性能、気密性能、プランニング、意匠など、全体的に高いレベルにいたんだと思います。


選ばれなかったメーカーは、まずどのような家を建てるのかが見えづらい、引き渡し前の家のスペックがあまり良く見えなかった、自社の良さをアピールしきれなかった、という点に問題があったんだと思います。

不透明な部分があり、Aさんご自身が建てたいイメージがわかなかった、というところでしょう。


ただ営業マンは、皆さん大変一生懸命やって頂いたと思います。

気休めにしかなりませんけどね。

どの方とも一緒に仕事をしたい、と思いました。


今回選択されたメーカーの私としての良さは、”グレー”な部分をうまく使っている、ということでした。

何でも白黒つけるのではなく、お客さんのニーズを察知して、非常に良いタイミングで手を差し伸べている、という感じがしたんです。

私自身も、Aさんの選択には賛成でしたしね。


今後は、今提出されている見積をたたき台にして最終仕様を決定し、請負契約は6月末くらいを予定しています。


どこのメーカーにしたかは・・・追々お伝えします!