みなさん、こんばんは。
今日は朝からハウスメーカーを呼んで中古戸建の雨漏り確認。

屋根裏収納庫なのでクロス張りはない状態。
石膏ボードの仕上がりなので、ボードを剥がすのは造作ないことでした。
雨染みか?と懸念しているのは、妻側の一番上の部分。
換気口からは離れていますし、外気側は象鼻になっていますので、雨水が吹き込んでくることは考えづらい・・・
ということで、石膏ボードを外してみたんですが。

どこにも雨水が浸入したような形跡がありませんでした。
垂木もキレイなまま。
原因は・・・内部結露??
と言いますか、断熱材の取り付けがダメじゃないですか!
袋詰めグラスウールの”耳”をタッカーで留めてなく、袋のまま押し込んでいるだけの状態。
もし内部結露が要因であれば、気密層を形成していないことが原因なのか?
いずれにしても、断熱材の施工に問題があるんですが、気になるのは家中の壁内の断熱材全てがダメなのでは!?
メーカーのメンテ担当の方も困り顔。
ただ、現実的に築6年経過した建物の内壁全てを剥がし、断熱材を留めなおし、ボードを張り直し、クロスを張り替えてもらうのは難しいでしょう。
ということで、まずはもっとも結露の懸念がある1階北寄りの部屋の壁の一部を解体してみました。

おお、良かった!ちゃんとタッカーで留まってる。
1階・2階の断熱施工は大丈夫(だろう)と判断し、小屋裏収納の壁面全てをやり直すことになりました。
上の画像の部屋については、ボードを切り取っちゃったので、この部屋全周のクロスを張り替えることに。
床下で発見した、逆勾配になっている配管や使われていないで放置されていた配管、土台敷きの施工不良部分など、併せて是正してもらえることになりました。
なお、ボードを切った際に断熱材の袋も切ってしまっていたので、気密テープで補修することをお願いしたのは言うまでもありません。
このハウスメーカー、5年くらい前にバルコニーの雨漏りで大変な目にあったメーカー。
今日当時のことを聞いたんですが、施工した数千棟に及ぶ建物全てのチェックと是正工事をし、多額の資金援助を、親会社(某電鉄会社)に支援要請したほどの問題になっていたようです。
バルコニーの雨漏りとは、先日もお話しましたが、バルコニー天板の笠木を留めるのに脳天から釘打ちをしたために発生したもの。
今では天板を脳天釘打ちで留めたあと、カバーを覆うことで漏水を防いでいるとのこと。
三井ホームもこの問題で痛い目に合っているようですから、住宅を見る際は気をつけておきたい要素だと思います。