なぜだろうか、人形町界隈には坦々麺専門店が次々とオープンした。人形町には既に『汁なし坦々麺ピリリ』『寿限無』『くにまつ』と言った専門店に『四川亭』『翠蓮』『川味園』などの四川料理の店など坦々麺激戦区であるが、そこに名乗りを上げたのである。
店の外に券売機があり、メニューをチョイスするが、汁なし、汁あり、カレーの坦々麺があり、そこから迷う。今回はオーソドクスに『パーコー入り坦々麺』(1030円)を選択、店に入る。
すると食券を渡す際に『辛さ』『痺れ』を選択する。穏当にそれぞれ2を選ぶが、私の次に入ってきた男性2人組は『辛さ、痺れとも8』と当然のように店員さんに話しかけ、2階への階段を登っていく。私の隣に座っていた2人組にも聞こえたらしく、『お〜、8倍は凄い』とリアクション。
10分弱で私の坦々麺が登場。淵に5枚の濃い褐色のパーコーが並び、青梗菜。肉味噌とラー油がかなりかかっている風。
まずは予め持ってきた小さなすり鉢に入ったゴマをすり下ろしかけることから始める。
スープを一口、こってり。辛さも痺れも2だが、辛味はあまり感じない。ただ、しばらくするとちゃんと舌は痺れてくる。
奥に甘みも感じる優しい味で投入した擦りゴマの香りがいい。次回来る時は辛味3・痺れ3くらいなら大丈夫だろう。麺は中太麺でコシもしっかりある。丼はそれほど大きくないが、深いのか、しっかり食べ応えがあった。
2階もあり、4組くらいは入れそうだが12時を過ぎるとどんどん人が増えてきて、しかも辛味と痺れを1人ずつ聞いてそれに合わせて作るのだから大変な作業。しかし、店の人は感じもよく、気持ちの良い応対だった。ご馳走さまでした。
赤い鯨
中央区日本橋人形町2ー5ー2
05054573039