放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

エネルギー資源?

2009年10月06日 09時45分32秒 | Weblog
 某・企業の説明で、「わが国はエネルギー資源が乏しく・・・」とのたまっていた。
 エネルギー資源とは何をさしておられるのか。地下資源?それとも輸入可能資源?

 いずれもCO2排出を促すものばかり。あ、核燃料は排出しない? それもどーだか? 海にあれだけ温水を排出していてCO2は本当に出ていないのかしら。

 これまではその認識でいいかも。けれど今後は、そのお考えは如何なものでしょう?

 そうではないクリーンなエネルギーの開発がどんどん進んでいて、(たとえば太陽エネルギー、たとえば風力)それでもエネルギー資源が乏しいなんて、言っていていいものか。お日様の光は他のヨーロッパ諸国よりも比較的多く(緯度が低い分だけ)ふりそそいでいるんじゃないかな?
 すくなくとも、「エネルギー資源が乏しい」という発言をシロウトの僕たちに向かって言い続けることは、はたしてよいことなのだろうか。

 石炭や石油、ガスなどは確かに豊富な採掘量ではないだろう。でもこれらは今後、「優良資源」と言い切れるものなのかしら。むしろ多少なりとも環境破壊を伴う(同時に採取にコストもかかる)もので、「資源」としてホントに「優良」なのか、その価値を考え直さなければならないと思う。できれば生活環境を意識しつつ、ね。

 「わが国はエネルギー資源が乏しい」などどいう考えは、もはや単なるステレオタイプであって、我々はこれを疑うべき。

 どこぞのテレビで、たくさんの虫眼鏡レンズで太陽光をあつめ、強力な焦点を発生させていた。次の瞬間、焦点をあてた鉄板がみるみる溶け出し、ぼっこりと穴があいた。

 鉄板がとけるまでの所要時間はわからないが、自然エネルギーにはこれだけの力があるということだ。「エネルギー資源」という言葉を使うとき、「地下資源」だけしか思いつかないようでは次世代の思考とはいえない。

  
コメント
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