放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

病院にて・・・

2009年10月27日 10時31分21秒 | Weblog
日常生活とは切り離せない医療機関。

そもそも病気こそ人生につきもの。まるでパンドーラの壺(筥)。

年齢のせいか、入院、または病を得て命を落とす話がより身近になってきている。
心を病んで命を絶ったひともいる。
が、一方で命に係わる病ではないと聞かされ、ほっとすることもしばしば。

義父もいま入院中。椎間板ヘルニアだ。
手術をしなければ、おそらく年内には寝たきりになったであろう、と、家族で話している。
しかしヘルニアも治療技術がぐんと向上したらしい。
13日に手術は成功。その後、むくみや便秘に悩まされたりしたが、それらが解消すると、義父はなんとも安らかな、すっきりした表情をしてくれるようになった。

よかったですねぇ。

なんだかこのところ医療機関にばかり足を運んでいる。
がんセンターにも行った。

昨日は雨の中、子供たちが総合病院の眼科で定期健診をした。

パンドーラの壺から飛び出した悪霊どもはなかなかの長生きで、人の命そのものから糧を得ているのではないかとさえ思えてくる。
願わくば、絶えられる程度の苦痛ある人生を。そして苦痛なき死を。
一人の凡庸なる人間として、常に願っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする