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風花
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青く晴れわたった日に、寒風にまじって
突然ちらちらと舞い降る雪や雨のことを「風花」といいます
冬の終わりの淡い日の中で無数の光が輝きます
大変繊細で優美な季語の一つです
雲ひとつない空から雨や雪が降ることを
「天泣(てんりゅう)」といい、ロマンチックな言葉ですよね
遠くの山で降った雪が、強く冷たい風に乗って
はるかな街まで運ばれてくる現象です
積もることもなく、ほとんど濡らすこともなく
舞う天からの贈り物は
見慣れた日常の幻想のベールをふわりとかします
「風花の大きく白く一つ来る」 阿波野青畝
「妹は風花姉は雪あかり」 皆川 燈
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