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日脚伸ぶ
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冬至を過ぎると、昼夜の時間差が少なくなり
一日一日と日が伸びてゆきます
これを「日脚伸ぶ」といい、「伸ぶ」は「伸びる」の文語です
この伸び方は、ほんのわずかずつなので
先人たちはそっを「畳の目の一つずつ」といい
それほど遅々たるものだったと表現します
それでもある日ふと、日が伸びたと実感するのは
冬も終わりに近づいてきた頃
まだまだ寒さが残りますが、少しずつ気温も上がり
小鳥のさえずりも多く聞かれるようになり
ゆっくりと春が近づいてくる気配がして
心ワクワクする情景です
「日脚伸ぶ母を躓かせぬやうに」 広瀬直人
「出ついでに見舞ふ人あり日脚伸ぶ」 室町ひろ子
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