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栃の花
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栃の花・橡の花とも書きます
栃の木科の落葉高木・別名をマロニエの花
昭和の歌謡曲の中にも出てくるマロニエの方が
分かりやすい人もいるかもですが
栃の木の花とマロニエの花が同じ科目だったことに驚き
ただ種別が違う仲間なんですね
栃の木の花は白・マロニエは白と赤色(園芸用)
花から多くの蜜が分泌されます
花は20cmにも及ぶ花穂が円錐状に立ち
遠目には白いキャンドルが立っているように見えます
実は栃餅などに使われ有名ですが薬用としても利用され
木目の美しい材は彫刻や漆器の木地
家具材として用いられます
「橡の花ひそかに紅を身の奥に」 渡辺恭子
「栃咲くやまぬかれ難き女の身」 石田波郷
「天日に焦げそむ橡の花きよら」 亀井糸游
下二枚の写真は花が散ったもの
背の高い木の上部で咲くために望遠を持っていなくて
アップで写せなくて次の日狙ったら
既にぱらぱらと風に散りかけていたので
散った花も結構美しくて写してみました
何だか生き物のようで・・面白いでしょう
(画面隅のブックマークからも行けます)