その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

栃の花

2012年05月28日 | Weblog

 

***

栃の花

***

 

栃の花・橡の花とも書きます

栃の木科の落葉高木・別名をマロニエの花

昭和の歌謡曲の中にも出てくるマロニエの方が

分かりやすい人もいるかもですが

栃の木の花とマロニエの花が同じ科目だったことに驚き

ただ種別が違う仲間なんですね

栃の木の花は白・マロニエは白と赤色(園芸用)

花から多くの蜜が分泌されます

花は20cmにも及ぶ花穂が円錐状に立ち

遠目には白いキャンドルが立っているように見えます

実は栃餅などに使われ有名ですが薬用としても利用され

木目の美しい材は彫刻や漆器の木地

家具材として用いられます

 

「橡の花ひそかに紅を身の奥に」 渡辺恭子

「栃咲くやまぬかれ難き女の身」 石田波郷

「天日に焦げそむ橡の花きよら」 亀井糸游

下二枚の写真は花が散ったもの

背の高い木の上部で咲くために望遠を持っていなくて

アップで写せなくて次の日狙ったら

既にぱらぱらと風に散りかけていたので

散った花も結構美しくて写してみました

何だか生き物のようで・・面白いでしょう

 

ぱふぱふの別館ブログ  Focus Time5入口

(画面隅のブックマークからも行けます)