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土曜トピックス 30
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霧(きり) 靄(もや) 霞(かすみ) 朧(おぼろ)
これらを説明できますか?
霧は水蒸気が凝結して小さな水滴となり
地表近くの大気中に浮かんでいる現象です
これが昇華して氷の結晶になる場合を霧氷とよびます
霧の中には放射霧、移流霧、蒸気霧と呼ばれ
冷え方で呼び名が変わります
また発生する場所によっても表現のされ方が変わります
山霧、海霧、湖霧、川霧、盆地霧、都市霧
時刻によって朝霧、夕霧、夜霧
気象観測では見通せる距離が1000m未満を「霧」
それ以上を「靄」と呼んでいます
そして気象観測用語には「霞」というのはないそうです
俳句歳時記では
霧は秋の季語 春の霧は「霞」
夜の霞は「朧」と区別しています
また中国の詩や諺に出てくる霞は朝焼け、夕焼けのことです
(画面隅のブックマークからも行けます)