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紫荊(はなずおう)
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江戸時代にやってきた中国原産の花
もっぱら庭木として栽培されていて葉に光沢あり
花よりも先に薄紫の小花が咲きます
別にアメリカハナズオウやセイヨウハナズオウがあります
セイヨウハナズオウはキリストを裏切ったユダが
首をくくった木とされ「ユダの木」とも言われます
遠目に見ても鮮やかな色合いの花ですが
晩春の季語にもなっています
季語では紫荊(はなずおう)と書きます
また「蘇枋(ずおう)の花」という使い方もします
「花よりも蘇枋に降りて濃ゆき雨」 後藤比奈夫
「風の日や煤ふりおとす花蘇枋」 瀧井孝作
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