その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

子守柿

2011年11月23日 | Weblog

 

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子守柿

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鈴なりに実った柿もいつの間にか数が減って

今は高い枝にわずかに残る柿もひとつふたつ

これはことしの実の豊作に感謝して

よく年も実がたくさん実るようにとの思いを込めて

すべてを採らずに残している「子守柿」です

一説では鳥へのおすそわけだとも言われています

柿の木を守るようにぶら下がるその姿は

木枯らしの吹く中 寒々しく 寂しげです

しかし人々の祈り 自然への感謝が込められた

柿の実に強い意志を感じさせます

子守柿は「キモリガキ」「コモリガキ」とも読みます

柿は秋を代表した果物ですが

渋柿を加工して作られる干し柿は

冬の風物詩として親しまれ続けられています

・・・

「村見尽くして夕晴れの子守柿」 広瀬直人

・・・

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (otome)
2011-11-23 13:52:38
やがてカラスさんが運んだ柿の種がどこかで大きく育ってるんですよ。
カラスさんの落とした種はリスさんが拾うかも知れない・・・
みんなで分け合うようになってるんですよね。
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Unknown (りえ)
2011-11-23 20:00:26
少し残してあるのは
鳥さんのためなのかと思っていました。

子守柿・・・初めて知った言葉です^^
優しげな言葉ですね!
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otomeさん・・・ (ぱふぱふ)
2011-11-24 14:28:26
カラスはやはり・・種運ぶのですかね
かなり大きい種だから・・
食い散らかすだけかと思ってましたが~
種運んでどこかでまた芽が出れば最高ですよね
リスが住んでる場所なんかだと・・
きっと大喜びですよね
自然の中の人間の一員であること
認識して過ごすことが大切ですよね
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りえさん・・・ (ぱふぱふ)
2011-11-24 14:30:48
柿の実が一つ二つ必ず木に残るのは
鳥が残すんですよ~~(笑)
カラスなどがついばみますが・・
最後の一つは必ず最後まで残ってますね
生き物すべてが共存してる暗黙のうちの
行動ですね・・きっと感謝の気持ちだと思いますよ
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