最近、本業の仕事が忙しくなり、すっかり更新が途絶えていました…
復帰したばかりの頃は、体調に任せてオブザーバー(いわゆるみそっかす)的な形で参加していましたが、今では気が付くとまるっきり以前の状態で参加している状態に…
問題となっていた、昼食後の胃の張りも落ち着き、横になって休まなくても大丈夫で、気が付けば、その昼食もとれないような忙しさになっていました。
特にこの二週間は、新規の紹介患者さんが、1日7-8人と多い日が続きました、1日の治療患者さんのかずも70人を超えてしまっています。
特に、乳房温存術後の患者さんと前立腺癌の患者さんの数が半数以上を占めています。
昔と違い、皆さん根治治療の一つとして放射線治療を受けられているので、元気に外来で通院治療を受けられています。
癌治療の成績が上がっていますが、大きく貢献しているのは、マンモグラフィー検診などで早期に発見される方が非常に多くなり、温存療法で乳房を残し、予防の放射線治療を受け、根治されている方が多くなっているからです。
乳癌だけでなく、食道癌・前立腺癌・肺癌などは、切らないで放射線治療で根治を狙えます。
しかし、放射線治療は初期投資が高く、治療報酬が低く、誤解を受けやすい分野ですので、あまり全国には広まってはいませんでした。
しかし、患者さんの病気に対する理解が上がり、切るだけが治療でないことを理解されてきています。
さらに、かかる医療費は、手術や抗がん剤治療より安く入院もいらないため、厚生省が異例の報酬点数を上げました。
まだまだ、低い点数なのですが、やっとペイできる程度になりました。
こんな、情勢のなか、放射線治療機が患者さんあたりの台数が非常に少ない(医師・技術なども)ので、年々仕事量が増える一方です。
体がもつか、逆に鍛えられてリハビリになるか、瀬戸際です…
復帰したばかりの頃は、体調に任せてオブザーバー(いわゆるみそっかす)的な形で参加していましたが、今では気が付くとまるっきり以前の状態で参加している状態に…
問題となっていた、昼食後の胃の張りも落ち着き、横になって休まなくても大丈夫で、気が付けば、その昼食もとれないような忙しさになっていました。
特にこの二週間は、新規の紹介患者さんが、1日7-8人と多い日が続きました、1日の治療患者さんのかずも70人を超えてしまっています。
特に、乳房温存術後の患者さんと前立腺癌の患者さんの数が半数以上を占めています。
昔と違い、皆さん根治治療の一つとして放射線治療を受けられているので、元気に外来で通院治療を受けられています。
癌治療の成績が上がっていますが、大きく貢献しているのは、マンモグラフィー検診などで早期に発見される方が非常に多くなり、温存療法で乳房を残し、予防の放射線治療を受け、根治されている方が多くなっているからです。
乳癌だけでなく、食道癌・前立腺癌・肺癌などは、切らないで放射線治療で根治を狙えます。
しかし、放射線治療は初期投資が高く、治療報酬が低く、誤解を受けやすい分野ですので、あまり全国には広まってはいませんでした。
しかし、患者さんの病気に対する理解が上がり、切るだけが治療でないことを理解されてきています。
さらに、かかる医療費は、手術や抗がん剤治療より安く入院もいらないため、厚生省が異例の報酬点数を上げました。
まだまだ、低い点数なのですが、やっとペイできる程度になりました。
こんな、情勢のなか、放射線治療機が患者さんあたりの台数が非常に少ない(医師・技術なども)ので、年々仕事量が増える一方です。
体がもつか、逆に鍛えられてリハビリになるか、瀬戸際です…
肉体的だけではなく精神的に疲れる職業でしょうから、何かでストレス発散して下さいね。
結果的に「リハビリ」となることを願っていますよ。
学生の頃からよく言われたのが、
「無理はしても無茶はするな」
無理と無茶の境目が難しかったり、移植者がどこまで無理が利くのか、っていう話しでもありますが、医師であるひささんには無用な話しかもしれません。
ところでまたまた質問です。(忙しいと言っているのに恐縮です・・)
乳癌と前立腺癌などの話しをされていますが、乳癌でしたらマンモグラフィーがありますが、前立腺癌の場合だと自覚症状に頼るしかないのでしょうか。
身内に前立腺癌の人が多く、父も数年前に前立腺癌の手術を受けています。
わたしもおそらく、肝臓以外の病気で前立腺癌が一番可能性が高いと思っています。
質問しながら言うのもなんですが、健康第一で「無茶」せず過ごして下さいね。
放射線治療は、手術では機能を損なう場合や痛みの緩和など、多岐に渡っていますね。身内の癌治療でも、手術以外に選択肢があるのは本当に有難いことだと思いました。
これからもますますお忙しくなると思いますが、お体第一にご活躍ください。
自分が大きな手術を受けられた方であれば、その代償の大きさを感じていますので、切らないで治療できればという気持ちになるのですが、日本では、手術ができないといわれて放射線治療を受けに来たと、新患の患者さんは非常に落胆されて受診されます。
私の最初の仕事は、切らないで治療できるのであれば楽でよいじゃないですか、外来で治療できますよとお話しすることです。
まず、放射線に対する誤解を解くことから始まります(最近は皆さん勉強されてくるのですが・・・)。
しかし、やはり医師の数と治療器の数が人口比でものすごく少ない状態です。公費での助成などを考えていかないと、破綻の状態になりそうです。
こんな体ですので、このままの状態が持続してしまうとストレスで、おかしくなってしまいそうです。
連休は、少しのんびりしたいところなのですが、市内の病院で連休明けに新規で治療器の導入があり、その立ち上げのため、休めそうにもありません・・・はぁ。
前立腺癌は、男ならいずれかかる癌と思ってください。
80歳の方で他病死された方の解剖の結果、50%の人に前立腺癌の所見を認めるといわれています。
しかし、症状は無いことが多く、いわゆる共存していた状態なのだそうです。
症状としては、頻尿などがありますが、前立腺肥大症でも同様の症状になるので症状で発見されることよりは、健診で発見されることが多くなっています。
PSAという血液で検査できる数値を測定すると、5以上で疑いとなり健診のお知らせが来ます。
PSAは前立腺の組織にしかない物質ですので、この数値が上がると、前立腺癌か肥大があることになります。
健診で、泌尿器科を受診すると、直腸診(お知りから指をぶすっと・・・)で硬さなどを調べ、エコーで調査します。
その結果、癌の疑いがあれば針で生検を行い組織で癌の有無を調査します。
前立腺癌は、肺癌や肝臓癌などと異なり、10年生存率を評価しますので、すべてがすぐ生命をちちじめるものではありません。
生検の評価(グリーソンスコア:10点満点)で6点以下でPSAは10以下であれば、治療しても生存率に差が出るのは10年後にやっと差が出る程度です。
80歳を超えた方で、PSA10以下グリーソンスコア6点以下であれば何もしないでお付き合いするのが良い選択と考えます。
しかし、日本人は癌という診断が出ると、何もしないでいることがものすごいプレッシャーになる方もいらっしゃるので、そんなときに放射線治療を受けることができます。
家族暦は、ある程度重要ですので、ご家族に前立腺癌の方がおられて、若年発症であれば、是非PSA健診を受けられることをお勧めします。
一般的な採血で済みますので、外科の先生に相談されても良いかもしれません。
大まかな概要ですが参考になれば幸いです。
万が一、前立腺癌になられるようなことがあれば是非相談ください。
今まで聞いたどの説明よりも良く理解出来ました。
父はやはり頻尿から始まりました。
色々あって外科的手術をしたのですが、その手術後の組織検査で癌が発見され、再度手術を行いました。
おかげ様で早期だった事もあり、「寿命まで生きられる」と言われています。
それにしても「いずれかかる病気」なんですね。
先週の検診で貰った病院の自己管理表にも、定期的に癌検診を受けるように書かれていて、そろそろ真剣に考えなければと思っています。
早いうちにPSA健診を受けてみようと思います。
是非、ひささんも小まめな検診を受けて下さいね。
「医者の不養生」という言葉もありますからね。(笑)
種類がなんであれ、癌と診断されたら、真っ先にご相談させて頂きます。
どこかの首相が「医者はまともじゃない」的な
発言をしていましたが
確かにその通りだと思います。
まともな人間は、昼休みも無く休みも無く
ずっと働きづめなんてこと出来ないですから(苦笑)
それを考えると、ひささんをはじめ
Drの皆様には頭が上がりません。
(まぁ、例外の方もいらっしゃいますが・・・)
「今まで十分頑張ってきてるんだから
頑張らなくてもいい」んですよね。
とはいえ、ひささんは人気者なので
患者さんがいっぱい頼ってくるのも分かるので(母が大変お世話になってます)
なかなか難しいですよね・・・。
お母さんを初めとした、患者さんは、みんな頑張っています。
私たちは、その頑張りを認めて、お手伝いする事しか出来ません。
でも、日本の患者さんは少しがんばりすぎる傾向があるようです。
少し肩の力を抜いて、8割の力で頑張って、時々加速出来るし、たまに休む事が出来る力加減が出来ればいいなと思っています。
その、ご家族も力が入りすぎる時があるようです。
その時々の状況に合わせて、お母さんを支えてあげて下さい。
特別な事は何も必要ありません、辛い事があれば話を聞いてあげればいいし、なるべく病気をする前と同じように接して下さい。