生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

最初の症状 part1

2008-11-28 16:11:31 | 移植まで

最初に、急性肝炎として発症したのは、大学四年の時でした。

 柔道部・学生会長など、いろんな事に手を出して、忙しい日々でした。

 部活動が終わり、みんなで中華屋さんにいって、チャーハンを食べ家に帰ると、胃が苦しくて、どうしようも無くなってしまったのです。

 食中毒か~っ!と、自己判断し、トイレでを使って吐き出しました。

 出るは出るは、食べたものが全部出ると、凄くスッキリしたので、食べ過ぎだということで、寝てしまいました

 

次の日から、なにを食べてもマズく、朝全身に鉛を背負った感じで起きれない。

授業を受けても、居眠りの後二度寝しても廊下で昼休み中寝ていた始末

 丁度、ベットサイドで患者さんを診せていただきながらの臨床実習が始まりました。

 患者さんは、進行膵癌のため総胆管が圧迫され黄疸の症状を示しておられました。

 担当の先生が、説明しながら、これが黄疸という症状です、診せていただきなさいと。

 次の瞬間、私の顔を見るなり、君も黄疸じゃないか!!直ぐに外来に来なさい!! 診せていただいた患者さんも、びっくりされていました

つづく