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労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

働くってこと

2012-10-15 | 書記長社労士 労働組合
 今日は午後から立川で仕事やって、懇親会などを経て、さっき解散。
平塚まで南武線→東海道線で2時間掛かるそうだ、関東平野広すぎる!
大阪から2時間と言えば、中部、中国、北陸地方への出張やし!


 先日、連合が主催する「ディーセントワーク世界行動デー2012 いま、若者のディーセントワークのためにできることー若者のイマドキを知ってますか?ー」に参加した。
14時から始まって終了は17時過ぎ、その後、秋葉原の駅前でアピール行動とかなり長丁場なイベント。
なぜ若者たちは熾烈な就職戦線を生き抜いて、せっかく就職した会社をたった3年で辞めてしまうのだろう・・・、とにかく考えさせられる内容で、有意義なシンポジウムだった。

 「学生が入手できる働くことに対する情報が偏っている」「社会人と接する機会が意外と少ない」「働くことに対する正確なイメージが作られないまま就職」

 企業が作成し発信する煌びやかなイメージ、学生が就職競争に勝ち抜くために作ってしまった理想的な会社員像、それがまるでたいへん「できる」スーパー・サラリーマン像なんやけど、しかし実際に働き出したらコピー取りや会議室準備など「下働き」をさせられ、仕事はやってもやっても失敗ばっかりで、上司や先輩にはしこたま怒られまくり、就職前に自分に課してきた「会社や社会に貢献し、そして自分も成長する」というイメージとの乖離に愕然とし、その結果、自分に嫌気が差して責任を取らなくてはならないという義務感や焦燥感に駆られたり、自分の目指す道はここではないと自分探しの彷徨える旅に旅立ってしまったりと。
入社して3年程度の新入社員に誰も何も期待などしていなくて、ただただ経験を積んで欲しいと思っていることなどには気付かずに、そして自分の進む道なんて、自分が進もうとしている今の道の延長線上にしか存在し無くて、まさか宝くじが当たるようにウロウロとさ迷っている最中に天から突然降ってくるというものでは無いということにも気付かずに、でも責任感から、または自意識の過剰からあっさりと会社を去ってしまう。

 今どきの若者はコミュニケーション能力が無いなどという訳知り顔にいう大人、それはその今どきの大人がコミュニケーション能力が無いために彼ら若い人たちから話を引き出せないというだけのことであって、けっして若い人たちの能力が足りないわけでは無い。
それは大人の思いあがった勘違いであり責任転嫁であって、そのことを棚に上げてしまって、さらに今どきの大人たちが若い頃にはちゃんと話しを上手に聞いてくれる大人が、または態度で導いてくれる大人がいたことをすっかり忘れてしまっている。

 会社に勤めることの楽しさ、やり甲斐、大変さ、苦労など働く現場のリアルを、これから社会に出ようとする我々の子ども達に、いかにして伝えるのか。
Decent work、働きがいのある人間らしい仕事 これを大人たちはどう用意していくのか。
労働組合の今やらなければならないこと、大いに考えさせられた。
ディーセントワーク、深い。

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