
【 5 -1-】 この1月末から3月いっぱいに掛けて、見たい映画


週に2本ずつ観ていっても、追いつかないかもよ


そしたらこんなノー・マークの映画が、いきなり封切りなりよるから焦るやんかっ

新聞の夕刊の隅っこに小さく封切りの広告があって、「ん?」ってなってチェックしてみたら、かなり興味津々になって。
で、思わず急いで見に行ったさ

著名な大学教授デヴィッドは、今日もテレビで自分の著書を解説している。表面的には「成功者」の彼だが、家庭はとうの昔に壊れ、息子とも良い関係を築けない。また、女性には愛よりもSEXを求める日々を送っていた。そんな彼の前に美しい学生コンスエラが現れる。娘ほど歳の離れた彼女にデヴィッドはひと目で虜になり、親密な関係になる。しかし、いつか来る「別れ」を恐れ、デヴィッドは彼女との関係に一線を引こうとする。

最初はこんな↑のでうきうきゎーィ♪ヽ(*´∀`)ノってなって舞い上がっていた「as soon as おじいちゃん」な主人公が、彼女に対して狼狽しきりで大人げなくしきりでお馬鹿しきりで、そして自分の保身とプライドだけは捨てる踏ん切りが付かずに、のたうち回り、その醜さに彼女に、ポイッ(ノ゜∇゜)ノ⌒☆ってされる物語・・・
「いやー老いらくの恋はきついよな~

そう、そんな陳腐なテーマをどんなふうに映画として、描くんだろうと、そこが興味津々だった。

しかし想像していた映画とはまったく違っていて、それは深い深いメッセージといろんな示唆を、心の奥まで染みこませてくれた映画だった。
20代の世代はコンスエラ(ペネロペ・クルス)や名前だけ出てくるカルロスや・・・
60代は、主人公のデヴィッド(ベン・キングズレー)やジョージ(デニス・ホッパー)、アラフォーはキャロライン(パトリシア・クラークソン)やケニー(ピーター・サースガード)、ひじょうに複雑なそれぞれの世代の心理や生活を演じていた。
彼ら彼女ら役者さんがもの凄いのはいうまでもないけど、それぞれの世代の描き方が巧みで、ストーリーテリングの巧妙さを、嫌みなく楽しませてくれる脚本・演出がもっともっと凄いヾ(@°▽°@)ノ!

スペイン人の監督で、ペネロペ・クルスはキューバ移民という設定で、スペイン語も多くセリフに使われていて、そしてデヴィッドとジャックがいつもお茶するお店がイタリアン・カフェ。
お部屋とか、ちょっとしたハビットが英国紳士風、音楽とか微妙な背景はエスパーニャなかほり・・・予備知識がなさ過ぎて、そんな空気の映画だったから、ドイツかフランスが舞台なのかなって途中まで思っていたが、あっさりアメリカが舞台の映画だった。
そのへんの微妙な空気感も、この映画の芸術的な質感を高めている要素だったのかな?でもね、でもでも「アメリカの映画なんだよ」って明らかな主張は、デニス・ホッパーが一人で担っていました(笑)
「戦争と平和」、読み返すたびに解釈は変わる。
メトロノームをはさんでのシーン、「どんな偉大な音楽家でも演奏ではだんだんスピードが早くなってしまうんだよ」。
茫然自失になるときには必ず雑踏で。
grown old(老いること)はいいらしいが、grown-up(分別くさくなること)は駄目だそうだ。
生きるというときに、真剣に向き合おうと思ったら、いい導きになり、いい参考書になり、いい導線になるヒントがいっぱいだった。
今すぐ俺には必要はないけど、でも脳みそにインプットしておいて損はない。
年齢とはいったいぜんたいなんなんだろうか?
いま、この年齢のときに、この映画を観ることができて、ひじょうにラッキーだったな。
シアター6だから、E列での鑑賞がお奨めです(笑)
しかし、わがまま大王に「純愛」は関係ないのでは(ΦωΦ)ふふふ・・・・