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労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

年金に金をやるから、金を出せ

2009-01-30 | 書記長社労士 法改正 社会保険
年金改正案を閣議決定、国庫負担引き上げ財源は「埋蔵金」(読売新聞) - goo ニュース
 政府は30日の閣議で、基礎年金の国庫負担割合を2009年度から2分の1に引き上げることなどを盛り込んだ国民年金法改正案を決定した。国庫負担割合は現在3分の1強で、同改正案は引き上げに必要な財源約2.3兆円について、09、10の両年度は「財政投融資特別会計から繰入金を活用」するとして「埋蔵金」を充てることを明記した。11年度以降は「税制の抜本的な改革で安定した財源」の確保を目指すとしているが、11年度までに達成できない場合は、「臨時の法制上および財政上の措置」で穴埋めし、2分の1を維持するとしている。

 自分が社会保険労務士の受験勉強をしていたのは、平成13年から。そのときの国民年金のテキストには、「年金制度の歴史等(厚生白書、年金白書)」が冒頭にあり、直近の改正の特徴的内容までが順を追って記載されていました。受験科目でもある一般常識対策や、選択式で年金制度の沿革などが出題される可能性があるため勉強の必要があるのです。その最後の方に、「基礎年金については、給付水準及び財政方式を含めてその在り方を幅広く検討し、当面平成16年までの間に、安定した財源を確保し、国庫負担の割合の2分の1への引上げを図るものとする」(改正法付則)が記載されており、その所要財源は1999(平成11)年度価格では、2004年度2.7兆円、2005年度3.7兆円とされていました。この約束が、5年を過ぎてようやく果たされる時が来るようです。しかし「安定した財源を確保」は出来てないので、現在の年金制度不審を誤魔化すためのなりふり構わない見切り発車のようです。この「税制の抜本的な改革で安定した財源」は消費増税を含んでいるようで、そして「税制の抜本的な改革で安定した財源」が確保できなければ毎年臨時の措置を講じることにより財源を調達すると想定しているようです。まるで国民にナイフを突きつけながら「年金に金をやるから、金を出せ」って言っているような麻生政府って感じるのは自分だけσ(゜ε゜;)?
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