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労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

2021年10月に読んだ本

2021-11-19 | 📖いい本読んでます?
10月の読書メーター 読んだ本の数:8 読んだページ数:3231 1日のページ数:104

古道具 中野商店 (新潮文庫)古道具 中野商店 (新潮文庫)
読了日:10月04日 著者:川上 弘美
東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち…。不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く傑作長編。 ☆☆★ どうってことも無いお話しながら、どんどん引き込まれる秀作。

マスカレード・ナイト (集英社文庫)マスカレード・ナイト (集英社文庫)
読了日:10月13日 著者:東野 圭吾
練馬のマンションの一室で若い女性の他殺体が発見された。ホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーティに犯人が現れるという密告状が警視庁に届く。新田浩介は潜入捜査のため、再びフロントに立つ。コンシェルジュに抜擢された山岸尚美はお客様への対応に追われていた。華麗なる仮面舞踏会が迫るなか、顔も分からない犯人を捕まえることができるのか!?ホテル最大の危機に名コンビが挑む。☆☆★ 物語は秀逸やねんけど、キムタクと長澤まさみがちらちらして。前作は映画化前に読んだから穏やかに読めたが、今作はそれが邪魔したわ。

旅猫リポート (講談社文庫)旅猫リポート (講談社文庫)
読了日:10月20日 著者:有川 浩
野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで“最後の旅”に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。☆☆☆ 映画化されたのを観たけど映画の出来は悪かった。しかしこの原作はやばかった!予定調和的な物語でここまで泣かすか❗あかんやろ❗❗

ぐうたら道中記 (1955年)ぐうたら道中記 (1955年)
読了日:10月23日 著者:佐々木 邦
中学一年生の「僕」が、お舅さんに『ぐうたらべえ』と呼ばれている父親と、その親友である英語教師の三輪さん、建築技師の団さん、団さんの娘田鶴子さんの四人と一緒に旅行する。☆★★ 今だと大問題になりかねないほどのシニカルさで描いているが、大正期の街の人の風潮がリアルに伝わってきて面白かった。

ナツコ 沖縄密貿易の女王 (文春文庫)ナツコ 沖縄密貿易の女王 (文春文庫)
読了日:10月25日 著者:奥野 修司
1946年から51年まで、沖縄はケーキ(景気)時代と呼ばれていた。誰もがこぞって密貿易にかかわる異様な時代。誰にも頼れないかわりに、才覚、度胸ひとつで大金をつかむことができた時代であった。彼らから「女親分」と呼ばれた夏子は、彼らの上に君臨したわけではない。貧しかったが夢のあった時代の象徴だった。十二年におよぶ丹念な取材で掘りおこされた、すべてが崩壊した沖縄の失意と傷跡のなかのどこか晴れ晴れとした空気。大宅壮一ノンフィクション賞に輝いた占領下の沖縄秘史。☆☆★ 終戦直後の、米軍統治下の沖縄の状況って、日本復帰前後の頃のことしか知らなかっただけに、とても興味深く読めた。米軍統治下でも、日本に復帰しても、沖縄は沖縄なんだ。

妖精が舞い下りる夜 (角川文庫)妖精が舞い下りる夜 (角川文庫)
読了日:10月28日 著者:小川 洋子
人が生まれながらに持つ純粋な哀しみ、生きることそのものの哀しみを心の奥から引き出すことが小説の役割りではないだろうか。書きたいと強く願った少女が成長しやがて母になり、芥川賞を受賞した日々を卒直にひたむきに綴り、作家の原点を明らかにしていく、珠玉の一冊。☆★★ この作家の作品を読んだことが無いのに、作品への思いなどを綴ったエッセイを読んでどうするんだ…と思いつつ、この人の作品を読みたくなった。

over the edge (ハヤカワ文庫JA)over the edge (ハヤカワ文庫JA)
読了日:10月28日 著者:堂場 瞬一
NY市警のエリート警官ブラウンと警視庁刑事崩れの探偵・濱崎が、東京を舞台に世界的IT企業重役失踪事件を追って、反発し合いながらも互いの正義を信じて闘うハードボイルド。人種や立場、善悪の境(エッジ)を越え辿りついた真実にご注目ください。★★★ 作者の悪い特色だけが凝縮された作品で、読んでてなんど腹が立ったか(笑)

検屍官(講談社文庫)検屍官(講談社文庫)
読了日:10月31日 著者:パトリシア・コ-ンウェル
襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。バージニア州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振回されっ放しなのだ。最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が――。☆★★ 面白かってんけど、中途半端に昔の作品過ぎて、当時の世相が思い出せなくて大混乱してしまったのが残念だ。

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