以下、茶目猫さんからのメールを載せます。追加の赤字は多摩のO脚さんからの返事です。
紅蓮 さま
いつもお世話になっております。
表記の件、遅くなりました。
読み方の判らない語句もあり、反省というより質問に近いのですが、
書き出してみます。
脇句…山翡翠は やまひすい とよむのでしょうか?7・8の字余りになっているので、
2句目でリズムがぎくしゃくします。7・7に収まる読み方があるのでしょうか?
そこが疑問で意味も取れませんでした。
→山翡翠は 紅蓮さんご指摘の通り「ヤマセミ」です。発句の飛魚の輝きを想像し、「カワセミ」「ヤマセミ」を思い浮かべました。
5句(月)盃交す、13句(月)月の宴 とあり、両方とも酒宴の情景。これは打越とはならないのか?
更に9句目にも 酔い心 とあり、酒が炸裂しております。
18句…ここは6・7の字足らず。発想、景は詩的で秀逸なので、「今日は何人しゃぼん玉吹く」としてみては如何?
→ここは「今日は何人しゃぼん玉吹く」という意味ではなく、孫と公園に行った折、コロナの影響で人影は少なかったのですが、シャボン玉を吹く幼児が一人いました。飛んで目の前をよぎるシャボン玉を見て今日は何人の感染者と発表があるのだろう。増えていないといいなあという気持ちの歌でした。
25句…〈智栄〉の読みが判らず。24句の和歌を受けて、ちはや と読ませるのかとも思ったがいずれにしても
人の名前かと判断し、26句の恋の句に転じましたが・・・。
→〈智栄〉は実は名前で「智映」(チエ)という40歳前の女性店主です。自ら舟釣りでおいしい魚をゲットし料理されます。最近は有名店にもなりかけていたので名前の文字を変えた次第です。その方が昨年急逝されたことを前日に知り、お父様とは懇意でしたのでその想いはと心が痛んだ時の歌です。お父様はやや痴呆が入り始めているのですが。
30句に カメラ が出て、36句挙句に 記念撮影 というのも元に戻ってしまった印象を受けました。
掉尾に近い拙句、青空の一滴~の句もあまりにも唐突だったかと反省しています。
前句に雨乞いの句があり、連日の梅雨本番の雨の中、ついもう雨はいいからと青空を出してしまいました。
変えた方がよければ何とかしますが…。
以上、楽しませて戴き有難うございました。
茶目猫さんへ
反省点ありがとうございました。
これはそのままブログにのせますね。いいでしょうか。
以下に私の思ったことを。
山翡翠は、カワセミに対して、ヤマセミという同じ仲間の鳥を水族館で見たことがあるので、私はその鳥だと解釈しました。
→晩菊さんより「やませみ、と読むようです!歳時記の、かわせみの欄に有りますので」との回答がありました。
打越ですが、3句目で転じ、前々句にはもどらないということで、離れていれば、あまり気にしないことにしています。
お酒の句は、今回も、これまでも詠みやすいので、つい多くなりがちですね。ほんとうは、同じ情景は避けた方がいいですが、今回の歌仙も、自粛後のwithコロナに引っ張られているので、そのまま現状を詠むのでいいかなと思いました。
そして、私の5句は、ターボさんの句をずっと待っていて、10日後くらいに、かなり重篤な状況で入院していることが、ご家族に連絡してわかりました。
それで、急遽歌仙の順番を変えたりしているうちに、お酒を飲んでいる状況というより、秋には回復して、一緒に焼酎でも飲めるといいのだが、という句になりました。
ただ、今退院してから考えると、ここは、鹿児島でも月を見ながら、病床で句を詠んでいるだろうかというようなのがよかったかもしれないと思いました。
お酒の句はかならず詠まれるので、こんなに早くお酒の句を出すのは、できれば避けた方がよかったと後に反省しました。
25句は多摩のO脚さんから、どういう情景かということと、読み方を教えてもらいましょう。
私は扇の中に書かれた、そういう歌があるのかと最初に思いましたが。
18句は、私は字足らずだけど、このままで不安な雰囲気も出ていて、よいかと思いました。
最後の挙げ句は、ターボさんの退院を知って、できれば、メンバーに名前も入っているので、詠んでくれるといいなと思って、長者巻氏に変わってもらえないかと頼みました。
長者巻氏が快く変わってくれたので、ターボさんにお願いしました。
なので、ここはターボさんの心境をあらわしているように感じ、また明るい句なので、最初に詠んだ句より2番目の句の方がいいと思いました。
名残の裏は、33青空の句から、34,35へと、雰囲気をとってうまくついていると思いました。
紅蓮
ps)今回の歌仙について、上記のことについてでも、他のことでも、何かご意見がありましたら、コメント欄にお願いします。