Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙・その48「冬銀河の巻」

2020年12月06日 | せっかち歌仙
参加者=良流娯・長者巻・山八訪・ターボ・晩菊・紅蓮・茶目猫・逐電



発句........白みゆく空に溶け行く冬銀河  良流娯     
脇句........玉手箱抱きはやぶさ還る  長者巻       
3..........海原へ島の湯けむりたなびきて 山八訪      
4...........帰港の汽笛いと柔らかし  ターボ        
5(月)..明け方の空に三日月耀けり  晩菊     
6............BGMは鈴虫の声  紅蓮      
(初折裏)
7............貼り替へし障子に映る人の影  茶目猫    
8............帯くるくるとほどけ行くらむ  逐電       
9............不義負うて死への道行き歌舞伎観る  長     
10...........絵の鑑賞に音声ガイド  良     
11...........オリオン座大の字にねて仰ぎけり  タ        
12...........天地の色は嗚呼モスグリン  山    
13(月)..月清く母の面影浮かびくる  紅  
14...........思い出尽きぬ爽やかな宵   晩   
15..........秋深し学食に散る旅のビラ  逐   
16..........卒業式もリモートならむ  茶   
17(花)..晴れ着着てライトアップの花見かな  良 
18..........暖かな縁ねこ丸く寝る 長   
(名残折表)
19..........漱石よ水甕前に何想ふ  山   
20..........発見に沸く発掘現場  タ(良・代理)    
21..........古(いにしえ)の世界を偲ぶ宝物  晩   
22..........初詣にも時差の呼びかけ  紅   
23..........狛犬の阿吽を隠す大マスク  茶    
24..........咬み殺して過ぐ苦き諧謔  逐    
25..........眼鏡かけメガネを探す齢かな  長   
26..........良き人に逢う待った甲斐あり  良   
27..........すべりこみセーフの吾に熱視線  タ(紅・代理)   
28..........倶にした日を呼ぶ秋彼岸  山   
29(月)..未来にも未来はありや望の月  逐   
30.......... 中天高く身に染む光り 晩    
(名残折裏)
31..........大晦日やる気満々鐘をつく  紅    
32..........空に足掛け見栄切るめ組  茶   
33..........過疎の地の野次馬集む撮影車  良    
34..........殺陣斬られ役永遠の旅路へ  長    
35(花)..花屑の中にうづもる造り花  山   
36..........春の雲には君の面影  紅蓮

<2020 年12月 6日~2021年1月12日>


せっかち歌仙・その48の発句

2020年12月05日 | 発句

せっかち歌仙・その48の発句を締め切りました。

以下の中から、いいと思う句を1-2句選んで、一両日中にお知らせください。

今回の歌仙は、多摩のO脚さんがお休みするので、8人で巻きます。


海風に身を任せ舞ふ冬の蝶 ○ ○
 
白みゆく空に溶け行く冬銀河 ○ ○ ○
 
籠る身の辛さ和ます冬陽射し ○
 
旅鞄使う間もなし年の瀬に
 
平熱がただ有難し日記買ふ ○ ○
 
冬晴れの真下は鐘をつくところ
 
木枯らしや漢方一服階下まで

木枯らしや漢方しおりに立志伝

聖夜弾く恋人のごとギター抱き  ○

ふつくらと食後の合掌聖樹の灯   ○

 


せっかち・その48 発句

2020年12月03日 | 発句

送られてきた順に、発句を載せます。


海風に身を任せ舞ふ冬の蝶
 
白みゆく空に溶け行く冬銀河
 
籠る身の辛さ和ます冬陽射し
 
旅鞄使う間もなし年の瀬に
 
平熱がただ有難し日記買ふ
 
冬晴れの真下は鐘をつくところ
 
木枯らしや漢方一服階下まで

木枯らしや漢方しおりに立志伝

聖夜弾く恋人のごとギター抱き 

ふつくらと食後の合掌聖樹の灯