昨日は、晩菊、長者巻、山八訪、紅蓮の4人が集まって、反省会とつぎの連句の発句、順番を決めました。
茶目猫さんは、残念ながら欠席でしたが、前回の歌仙のなおした方がいい点について、前もって送ってくれました。
「先ずは大事なところから。
3句目…このままだとリズムがぎごちないので、
「みどりの日車中はるかに富士を見て」では如何?
21句目…中八になっています。
「~手摺りに頼り~」で良いのでは?そうすると上五から下五まで、
「り」の繰り返しでリズムが生まれます。
31句目…秋を詠むところですが、「蟹」は夏の季語。
秋に最盛期を迎えるカニもあるのでしょうから、上五を
「秋蟹で卓を埋めて~」とした方がいいのでは?
他、仮名遣いが気になりました。歴史的仮名遣いで統一すると、
7句目…漂う→漂ふ、12句目…馳せる→馳する、20句目…もつれる→もつるる、
24句目…つい→つひ/匂う→匂ふ、36句目…終わり→終はり又は終り となります。
また、13句目、作者の指摘にもあったように「~主~」を「~あるじ~」とした方が、
一句が読みやすくなります。
感名句として、発句、28句、30句、35句など。
特に35句は「花」の句として、滅びを重ねながらも生を謳歌する姿勢に共感。
今回も楽しませて戴き、皆様に感謝申し上げます。」
さすがに、俳句の先生ですね。参加した4人は、その方がよくなるという点で一致しました。
歴史的仮名遣いについても、連句としての体裁が整う、ということで、そのようにします。
そして、茶目猫さんの文章を読んで、自分が詠んだ句のままの方がいい、という方はお知らせください。
一両日中に、明日葉の巻を書きかえます。
その後、せっかち歌仙・その55の発句を決めました。
発句 豊の秋そらまで届く千枚田 茶目猫
順番も決めましたので、つぎのブログで、自分の番を確認してください。
今回秋の巻になりますので、月の句が3句目にあがりますので、まちがえないようにしてください。