Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙・その54の反省会とその55スタートの会

2023年10月13日 | 反省

昨日は、晩菊、長者巻、山八訪、紅蓮の4人が集まって、反省会とつぎの連句の発句、順番を決めました。

茶目猫さんは、残念ながら欠席でしたが、前回の歌仙のなおした方がいい点について、前もって送ってくれました。

 

「先ずは大事なところから。

 3句目…このままだとリズムがぎごちないので、

    「みどりの日車中はるかに富士を見て」では如何?

 21句目…中八になっています。

     「~手摺りに頼り~」で良いのでは?そうすると上五から下五まで、

     「り」の繰り返しでリズムが生まれます。

 31句目…秋を詠むところですが、「蟹」は夏の季語。

     秋に最盛期を迎えるカニもあるのでしょうから、上五を

     「秋蟹で卓を埋めて~」とした方がいいのでは?

 

他、仮名遣いが気になりました。歴史的仮名遣いで統一すると、

 7句目…漂う→漂ふ、12句目…馳せる→馳する、20句目…もつれる→もつるる、

 24句目…つい→つひ/匂う→匂ふ、36句目…終わり→終はり又は終り となります。

また、13句目、作者の指摘にもあったように「~主~」を「~あるじ~」とした方が、

一句が読みやすくなります。

 

感名句として、発句、28句、30句、35句など。

特に35句は「花」の句として、滅びを重ねながらも生を謳歌する姿勢に共感。

今回も楽しませて戴き、皆様に感謝申し上げます。」

 

さすがに、俳句の先生ですね。参加した4人は、その方がよくなるという点で一致しました。

歴史的仮名遣いについても、連句としての体裁が整う、ということで、そのようにします。

そして、茶目猫さんの文章を読んで、自分が詠んだ句のままの方がいい、という方はお知らせください。

一両日中に、明日葉の巻を書きかえます。

 

その後、せっかち歌仙・その55の発句を決めました。

発句 豊の秋そらまで届く千枚田  茶目猫

 

順番も決めましたので、つぎのブログで、自分の番を確認してください。

今回秋の巻になりますので、月の句が3句目にあがりますので、まちがえないようにしてください。

 

 


発句でいいと思う句を1-2句送ってください。

2023年10月09日 | 発句

以下のように発句が集まりました。

いいと思う句を、10月11日じゅうに、送ってください。

よろしくお願いします。


鱗雲体感気温さようなら

天空に月と土星のランデヴ

島の秋海も空もはてしなく    〇

台風や厳しい自然見せて去り

秋蝶や葉を選んでは産卵す

秋風やエイに似た雲悠々と 〇

爽やかや湖の青空の青

豊の秋そらまで届く千枚田    〇 〇 〇

秋空を眺めながらの街歩き