Blog・連句の部屋

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エマノン歌仙・その21 <冬木立の巻>

2011年04月02日 | エマノン歌仙
       
参加者=晩菊・逐電・長者巻・多摩のO脚・茶目猫・山八訪・嗤己・天遊・少艶・良流娯・紅蓮


発句.....雉鳩の 声くぐもりて 冬木立  晩菊         
脇句......胸に鯛焼 あててとどまる  逐電    
3...........北海の 岩場の陰で 糸垂れて  長者巻  
4...........吹雪に向かい まなじり上げる  多摩のO脚   
5(月)...あかあかと 月の真下を 鳥行かむ  茶目猫  
6............絵師艶やかに 菊の美人図  山八訪  
(初折裏)
7............薬師寺の 秋風の立つ 五重塔  嗤己  
8............襟替えの妓の しぐさ色めく  天遊    
9............詫び入るも 小鬢剃られて 都落ち  少艶    
10...........自給自足の 満ち足りた日々  良流娯    
11...........定年後 ふるさとへ向け Uターン  紅蓮      
12...........暇もてあまし 街の灯偲ぶ  長    
13(月)..縁台でパパ将棋さす夏の月  逐  
14...........暫し忘れる 昼の炎天  晩    
15..........目をつむり 心のそこから 愛しなさい  山   
16..........疎水を越えて 木の芽風吹く  茶   
17(花)..五感研ぎ まだかまだかと 花便り  O 
18..........春の夢追う  北国の犬  少   
(名残折表)
19..........伊賀釉の 激しき流れ 康成忌  天   
20..........夢を見させる 虹色雫  嗤    
21..........前向きに 生きて災い 吹き払う  晩   
22..........気持ちをこめて ゴールを決める  紅   
23..........キメポーズ ダンスも楽し 見せ場なり  良    
24..........お開きを待つ 幹事つめたき  逐    
25..........お上から 道楽たたき 今もなお  長   
26..........まどろみ覚めて 残る爪あと  O   
27..........マニキュアに 足す漁火の 遠き赤  茶   
28..........草紅葉踏み 来し方巡らす  山   
29(月)..ぼんやりと月の光に 誘われて  嗤    
30..........新酒たべたべ 烏鷺の戦い  天    
(名残折裏)
31..........断捨離し 敗軍の兵 将を語る  少    
32..........無ければ無いで 生まれる工夫  良   
33..........いままでと 違う世界を 目ざすらん  紅    
34..........鷹鳩と化し 飴屋の真昼  茶    
35(花)..桜散れ また咲くために 散り果てよ  山   
36..........東日本に 春の宵なく  少

<2011年2月1日~5月9日>