Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

エマノン歌仙・その16「白もくれんの巻」

2009年05月14日 | エマノン歌仙
参加者=茶目猫・長者巻・紅蓮・天遊・晩菊・多摩のO脚・良流娯・山八訪・嗤己・少艶・逐電


発句.....白もくれん 水迸る 匂ひせり  茶目猫         
脇句......闇に浮き立つ 白き山鳥  長者巻   
3...........風まぶし 銀輪軽く こぎ出して  紅蓮
4...........どいてどいてと よちよち歩き  天遊
5(月)...幼児の ほころぶ笑顔 月さやか 晩菊
6............ひかりかがやく 銀杏の実  多摩のO脚
(初折裏)
7............秋高し 俳句ポストに 投稿す  良流娯
8............上場会社が 倒れて消える   山八訪 
9............残り香や 肘を枕に 君偲び 嗤己 
10...........日本堤で 帯引き取りぬ  少艶   
11...........神職が 飛び入りで打つ タイムリー  逐電    
12...........やんややんやの 喝采浴びて  紅    
13(月).. 一陣の 夕立過ぎて 月浮かぶ  長 
14..........古城の空へ 雁鳴き渡り  茶    
15..........萩の風 川辺に一人 横たわる O   
16..........季節は流れ 若草萌えて  晩   
17(花)..咲き誇る 花の向こうの 遠会釈  天 
18..........月毛の手綱 曳いてのどけし  嗤   
(名残折表)
19..........色褪せし 古書もよろしや 老の恋  山   
20..........押し花見つけ あの日にかえる  良    
21..........草笛や 寝転んで見る 白き雲 茶   
22..........言い勝ちしのちサラダ菜をほめ  逐   
23..........修辞にて 党首の器量 秤るらん  少    
24..........なにがなんでも 鳩ぽっぽかな  長    
25..........黒い森 街道を行く 二人連れ 紅   
26..........五右衛門風呂に つかる弥次喜多  天   
27..........大欅 陽気に騒ぐ 青嵐  晩   
28..........乱れぬ髪の 汗をぬぐいぬ O   
29(月)..階段を のぼった先に 梅雨の月 良   
30..........屋根なき塒で 洋火酒を呷る  山    
(名残折裏)
31..........果てしなく 広がる闇に 素馨の香  嗤    
32..........無名の座には あきは来ぬらし 少   
33..........臆病窓より 一装の令夫人  逐    
34..........たどたどしくも 鶯の声 長    
35(花)..夕暮れの 花の下にて 吹き鳴らす 紅   
36..........冴返るかな ハメルンの笛  茶

<2009年3月14日~6月26日>