参加者＝茶目猫・長者巻・紅蓮・逐電・多摩のＯ脚・良流娯・晩菊・山八訪
発句........蒼天の雫のやうに落雲雀 茶目猫
脇句........春の野の鹿眩しげに食む 長者巻
３...........ふるさとの思いを胸に巣立つらん 紅蓮
４...........切手も切符も上がる昨今 逐電
５（月）...望月の映る車窓に心満ち 多摩のＯ脚
６............土産話に沸く休暇明け 良流娯
（初折裏）
７............心身の充電終えて秋団扇 晩菊
８............乍ら歩きで掃き溜めを踏む 山八訪
９............道ならぬ恋の残り火昏れなずむ 長
10...........ひりつく傷にアロエ汁塗る 茶
11...........くノ一は暇に鰻を手ですくい 逐
12...........新歓の宴楽しみにして 紅
13（月）..一人居て憂きことあふれゆがむ月 良
14...........山椒の実と酒を味わう Ｏ
15..........今になお色なき風の収容所 八
16..........訳も分からず戸惑うばかり 晩
17（花）..ふらふらと彷徨うもよし花の山 茶
18..........長閑なる里かがやくみずた 長
（名残折表）
19..........三度目の春を迎えて村に慣れ 紅
20..........接待上手とまた褒められて 逐
21..........あの笑顔いつからかしらん消えたのは Ｏ
22..........長いトンネルそろそろ出口 良
23..........背を伸ばし一息つけば初時雨 晩
24..........猿酔いの果てに小蓑忘れる 八
25..........孫連れてあれもこれもとほしげなり 長
26..........出会ひし後はもう迷はざる 茶
27..........先に帰る侍の笛１インチ 逐
28..........イヤーロッパ君時代はかわる 紅
29（月）..名月や旧暦八月十五日 八
30..........大宮島に立つ盆休み Ｏ
（名残折裏）
31..........秋暑し信号待つ間影に入る 良
32..........襟首緩め暫しの思案 晩
33.........勝敗のインコ占い雨模様 茶
34..........水浴びて鳥高く飛びたつ 長
35（花）..異国にて川眺めては花恋し 紅
36..........山高帽に積む春愁い 逐
＜2018 年4月7日～6月25日 ＞