昨日は、渋谷の燦廚( サングリア)で反省会があった。
出席者は、晩菊 長者巻、山八訪、茶目猫 紅蓮 の5人。
多摩のO脚さんは、突然仕事が入り、欠席となった。
近頃では、私を含めて遠方に住む人が多く、なかなか反省の機会も少ないが、今回はわりとすんなり集まることが決まった。
以下変更したところや、問題になった句をのせていく。
6 目冴え夜長の星の観望 良流娯
*脇句に鐘冴えと「冴え」という言葉がでていること。
*夜長は秋の季語だけど、冴えは冬の季語なので、「目冴え」を何か他の言葉で置き換えてもらえるといいのだけど。
14 五臓六腑にキンキンビール 長
ビールは夏の季語だけど、秋は3句続けなくてはならないので、その場で長者巻が、五臓六腑にあらばしり浸む に変更した。
23 夫婦旅心安らぐ冬景色 O
旅という語が、前句のトラベルと同じなので、初めの語句を「連れ添いて」に変更した。多摩のO脚さん、悪しからず。
28 畦で動かぬ白鳥1わ 良
1わのままがいいのか、一羽とした方がいいのか、意見が出された。1わは白鳥をあらわしている表記ともとれるので、そのままがいいという意見も。
良流娯さんにお任せします。もし変更するようなら、連絡ください。
29(月)弦月を残すサハラに初茜 山
この句は、山八訪さんによると、正月に巻いているのに正月の言葉がでてこないので、初茜と言う言葉を入れて、正月の句としたということだった。
けれども、ここは月の定座で、秋の月で詠んでいるので、秋の句とみなして、30,31と秋の句で続けている。
もうそこを変えることはできないので、このままにすることになった。でも、今考えるとやはり初茜を変えるのがいいかも。茜さすとか。でも、そうするとどこにも正月らしい表記がなくなるので、このままにします。(以下に山八訪さんからの追記が入りました)
以上けっこう真面目に反省をしました。ホームページの方は、みなさんから変更の句がそろってから、直します。
その後は雑談。
山八訪さんより> 雑談についてと、29句についてコメントが入ったので、ここに載せておきます。
1 ご紹介した歌仙の本は、辻原登=永田和宏=長谷川櫂・歌仙はすごい・中公新書2524です。
2 前句の世界観を理解してつなぐ(蜂飼耳)ことを教えていただきました。対抗して「カホリ」のつなぎを主張いたしましたが、「香り(かおり)」の歴史的仮名遣いは「かほり」ではなく「かをり」でした。「カウォリ」の主張に変更させていただきます。
3 29句(月)ではご迷惑をおかけいたしました。歌仙の例ではなく、俳句ですが、「弦月の弦とけてゐる寒の晴」(本井英)がありました。この句は秋ではなく冬の句でしょうから、こんなのもあるということで、新春の句とさせてくださいませ。
そして、のんべい横町で二次会、三次会も。イタリアから合気道を学びにきている方も一緒に。
またメールもお送りしますが、次回は、3月末頃から春の巻を始めましょう!
発句締め切りは、3月25日頃でどうでしょうか。