Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙・その41 時雨傘の巻

2018年11月17日 | せっかち歌仙

 

       

参加者=晩菊・茶目猫・山八訪・紅蓮・長者巻・良流娯・多摩のO脚・逐電



発句........路地狭し傾げ行き交う時雨傘  晩菊      
脇句........鐘冴え渡る古都の夕暮れ  茶目猫      
3...........腕白が水琴窟に耳寄せて  山八訪    
4...........五感をみがき拓ける未来  紅蓮     
5(月)...幸あれと弓張り月の矢をはなつ  長者巻    
6............目冴え夜長の星の観望  良流娯      
(初折裏)
7............濁り酒晩節汚すと知りながら  多摩のO脚    
8............暮夜に待ち伏せあなたのママを  逐電     
9............愛憎の果て山間の修羅の家  茶     
10...........人の営み千差万別  晩     
11...........このさきも自由自在に歩むらん  紅          
12...........秋嵐のなかストレイシープ  山    
13(月)..月明り風呂焚く煙森に消え  良  
14...........五臓六腑にキンキンビール  長    
15..........のひばり化粧の乗りを気に病んで  逐   
16..........儲けもんだよ生きてるだけで  O   
17(花)..永らえて花見に集う旧き友  晩 
18..........わらべ心のしやぼん玉吹く  茶   
(名残折表)
19..........人の世はうつろとまことの春霞  山   
20..........海を見やれば帰る鳥あり  紅    
21..........深夜バス故郷を目指し最速で  長   
22..........タイムトラベルのごと宇宙へ  良   
23..........夫婦旅心安らぐ冬景色  O    
24..........鼻垂れ小僧のはては重役  逐    
25..........様々なドラマ渦巻く摩天楼  茶   
26..........慕うあの方高嶺の花か  晩   
27..........牧水は人妻を恋ひ秀歌詠む  紅   
28..........畦で動かぬ白鳥1わ 良   
29(月)..弦月を残すサハラに初茜 山   
30..........らくだ休みて唐黍を食む  長    
(名残折裏)
31..........野分去りどっと駆け出す次男坊  逐    
32..........やっとひといきめでたきことに O   
33..........全豪でなおはね返すなおみバネ  長    
34..........緩やかに老い娯しさふやす  良    
35(花)..朝もやに桜ほころびあたたかく  O   
36..........里の日永に旅人帰らず  逐

<2018 年11 月17日~2019年1月30日>




せっかち歌仙・その41発句

2018年11月16日 | 発句

発句を締め切りました。

この中からいいと思う句を1-2句選んで、お知らせください。

みなさんの意見が集まったら、スタートします。


路地狭し傾げ行き交う時雨傘  ○○○

漆黒にひかるオリオン天の穴 ○

人気なし枯田に群れる寒鴉  ○
 
闇の中さらわれそうな冬銀河  ○

海渡り雪の便りが届けられ 

冬うらら風車の中に人が住み
 
陽の舞ひ散る十一月の樹々の下 ○
 
凍つる夜は星の子が乗り観覧車 ○○



せっかち歌仙・その41発句

2018年11月13日 | 発句

集まった順に、発句を載せていきます。


路地狭し傾げ行き交う時雨傘

漆黒にひかるオリオン天の穴

人気なし枯田に群れる寒鴉
 
闇の中さらわれそうな冬銀河

海渡り雪の便りが届けられ 

冬うらら風車の中に人が住み
 
陽の舞ひ散る十一月の樹々の下
 
凍つる夜は星の子が乗り観覧車