Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

エマノン歌仙・その22「走り梅雨の巻」

2011年06月02日 | エマノン歌仙
       
参加者=晩菊・逐電・多摩のO脚・良流娯・少艶・紅蓮・天遊・長者巻・茶目猫・嗤己・山八訪


発句.....冷えびえと 音も静かに 走り梅雨  晩菊         
脇句......枝付き枇杷の届く夕暮れ  逐 電    
3...........朝日浴び 海辺に子らと 戯れて  多摩のO脚  
4...........小瓶に詰めた 貝と思い出  良流娯   
5(月)...世紀超え 月の砂漠を 掘り返す  少 艶  
6............銀河旅行の 夢を果たさむ  紅蓮  
(初折裏)
7............玄米と 味噌と少しの ぬくめ酒  天遊  
8............妾宅に咲く 梔子の花  長者巻    
9............青しぐれ 上り框(かまち)の 火打石  茶目猫    
10...........おこうこお茶で 町内を知り  嗤 己    
11...........ハロウィンの 国へ旅立つ 孫曾孫 山八訪      
12..........透き通る目に 未来を託し O    
13(月)..プロレスの 番狂わせや 冬の月 逐  
14...........鍋を囲めば 話題途絶えず  晩    
15..........アラカンの 女の旅は かしましく  紅  
16..........バイクを駆って西域を行く  少   
17(花)..川辺にて 花見弁当 山近し  良
18..........運気上りて 雪形の馬  茶   
(名残折表)
19..........天翔ける セシウムに乗り 鳥帰る  長   
20..........苦し紛れに 無用の用と  天    
21..........為すべきは 何であろうか 藤枕  晩   
22..........夏の句を詠む から夏が在る  山   
23..........冷汁や へそまで涼し さらさらと  嗤    
24..........無精紐引く 夜は親しき  逐    
25..........夕暮れに 色香漂う 割れしのぶ  O   
26..........順番待ちの 記念撮影  良   
27..........ゼイ オール パスト アウェイ エクセプト ワン  少   
28..........時を忘れて ミステリー読む  紅   
29(月)..待ち侘びて あげくの果ての 雨の月  天   
30..........古老の端に 照紅葉(てりもみじ)添う  長    
(名残折裏)
31..........人信じ 天を敬ひ 秋収め  茶    
32..........拳骨おろし 萬呑み込み  嗤    
33..........光も風も 駘蕩として渡る  山    
34..........春は来にけり 浪路を分けて  少    
35(花)..被災せし 彼の地も花に 癒されむ  紅   
36..........海市の立ちて 満つる人影  茶


<2011 年6月2日~10月4日>

エマノン歌仙・その21反省会(追記あり)

2011年06月02日 | 会合
昨日は、少艶、晩菊、多摩のO脚、天遊、茶目猫、紅蓮の6人が集まって、エマノン歌仙・その21「冬木立の巻」の反省会を開きました。

今回は、途中で大きな東日本大震災があったことで、句がどうしても、震災に向かいすぎたという反省も出ましたが、こういう出来事の後では、そんなこともあるかなあと思います。

句では、

20句 夢を見させる 虹色雫  が18句の夢にもどるので、「明日」にしたらどうかという意見が出ましたので、歌仙を変えました。

(追記)
1度は「明日を見させる 虹色雫」に変えたのですが、今日、少 艶先生より、18句の方を変えるとのご連絡が、天遊さんを通してありました。

それによって、
18 春の香を嗅ぐ北国の犬  少 艶

と変わりまして、20句は、「夢をみさせる」にもどりました。 


昨日の写真。







また歌仙・その22の発句は、前の記事に集めた票数を○で書きましたが、私の携帯に送ってくれたのも含めて、次の句が3票集めて発句に決まりました。

発句  冷えびえと 音も静かに 走り梅雨  晩菊
 その後、あみだくじで、順番を決めましたが、逐 電さんが、二回続けて大当たりで脇句になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。

他の方の順番は、次の記事にのせますので、みておいてください。