Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙・その35 頬杖の巻

2017年04月12日 | せっかち歌仙

       

参加者=逐電・良流娯・晩菊・紅蓮・長者巻・茶目猫・



発句.....頬杖を解かず茶を飲む春の昼  逐電      
脇句.....我に返りて北窓開く  良流娯      
3...........春日傘静かに路地を進むらん  晩菊    
4...........きらきら光る海を見下ろし  紅蓮     
5(月)...月高く桟橋の影くっきりと  長者巻      
6............踊る一団橋渡りゆく  茶目猫      
(初折裏)
7............真剣な眼差し老いた夜学生  良 
8............酔って手管を語る放課後  逐     
9............初恋の君を想って泣いた日も  紅     
10...........ふり仰ぎ見る明け方の空  晩     
11...........気持ち良き風に押されて土手歩く  茶        
12...........川の浅瀬に小魚の影  長    
13(月)..タニマチとごっつあんが行く夏の月  逐  
14...........ビルの谷間の打ち上げ花火  良    
15..........催しを終えて会食和やかに  晩   
16..........酒の肴はツアーの珍事  紅   
17(花)..弘前のお濠に映る花あかり  長 
18..........天守残して鳥雲に入る  茶   
(名残折表)
19..........白藤や砂場の子らに蔭作り  良   
20..........電車がつなぐ君んち僕んち  逐    
21..........初めての定期を持って足弾む  紅   
22..........絶えぬおしゃべり一つ乗り越し 晩   
23..........ふるさとの訛りうれしき新年会  茶    
24..........星降る夜に御神渡り鳴る  長    
25.........漱石の猫かしこまる杜の底  逐    
26..........カフェの片隅静かな二人  良   
27..........歳重ねあうんの仲の好々爺  長   
28..........古民家に住むハンサムガール  紅   
29(月)..遠き日を思い起こせし月の宿  晩   
30..........一升瓶に薄を活けて  茶    
(名残折裏)
31..........初曾孫祝い続くや秋の宵  良    
32..........もらい湯をする町長の家  逐   
33..........名刺持ち愛想ふりまく古希の会  紅    
34..........酒量は減れど話題は豊富  晩    
35(花)..花筵見知らぬ人も混ざりゐて  茶   
36..........ホキェキョと初音葉影あざやか  長

<2017年4 月12 日~5月13日>