Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

エマノン歌仙・その15「茸狩の巻」

2008年10月21日 | エマノン歌仙
参加者=少艶・逐電・天遊・茶目猫・長者巻・嗤己・良流娯・ 紅蓮・山八訪・多摩のO脚 ・晩菊
 

発句.....わけしりの 犬に引かれて 茸狩   少艶            
脇句(月)...手柄照らすな  宵の月影   逐電   
3.........名物を 借りて名残りの 茶会して   天遊
4...........木曽殿の嗣子 水辺にて散る  茶目猫
5..........夏浅し 史跡を巡る 旅に出で  長者巻
6............蝦蟇が鎮座す 地蔵の供に    嗤己
(初折裏)
7............古池で ザリガニ釣りの 親子かな 良流娯
8............ 時は過ぎ去り 新たな出会い 紅蓮 
9............ 同輩の 数多で 送る葬悲し 山八訪 
10...........秘めた思いを 両手でつつむ  多摩のO脚  
11...........雲海の 棚引く如き すすき原   晩菊    
12...........ママさん相撲 うっちゃりばかり   逐    
13(月)..月澄や 徐々にとけゆく 蟠り  天  
14...........口福招く 金平糖よ   少    
15..........角数え 省みる身の せつなさや   嗤   
16..........なすすべも無く  御影(おみかげ)に願  長   
17(花)..満ちたれば 千々に吹かれて 花の谷  茶 
18..........小町忌にあわせ ガラスペン贈る   山   
(名残折表)
19..........春うらら サイン並べて 届け出で 紅   
20..........幸多かれと エール送らん  良    
21..........学ランの 釦はまらず 子に譲り 少   
22..........時の流れを しみじみと知る  晩   
23..........雨風に 黙してひとり すずかけや O    
24..........変と大書し 高僧の笑む  逐    
25..........まれびとの ぷらりと来ては 祝福し 天   
26..........二人で撞きし 幸いの鐘  茶   
27..........響き合う 繕う絆 年越しへ 長   
28..........韃靼の空 天を突き抜け 嗤   
29(月)..冴え冴えと 白い台地に 冬の月  良   
30..........雪になじみて 故郷となる  紅    
(名残折裏)
31..........陰陽の かたち現る 韓の宮 山    
32..........おみくじを見て わが身引き締め  O   
33..........ようやくに 草木は芽吹く 気配なり 晩    
34..........頬なでる風 新しいくつ  天    
35(花)..会長も 花見の座には たいこもち 少   
36..........孫の孫の手 蝶かわし舞う  逐

<2008年10月19日~2009年1月25日>

エマノン歌仙・その15発句

2008年10月21日 | 発句

エマノン歌仙・その15は、印の句がそれぞれ3票ずつ集めました。同数だったので、独断で次の句を発句に決めました。

発句   わけしりの 犬に引かれて 茸狩   少艶

脇句以下の順番も、あみだを引いて決めました。今日スタートしますので、楽しく巻きましょう。


空気澄み 木犀の香の 通り道

笛の音の 心にしみる 秋の宵  

目覚めれば 山化粧して 紅葉狩

わけしりの 犬に引かれて 茸狩 

毬栗の 笑い転げる 里の道 ★

日も風も 透けて柞(ははそ)の 紅葉かな

清流の 音の高まる 十三夜

割らるべき 鶏卵蒼き 秋の暮

幼な日へ 時間列車や 木の実独楽


エマノン歌仙・その15発句(よいと思う句を選んでください)

2008年10月06日 | お知らせ
来週メールを送りますが、10月19日(月)中に、以下の中からよいと思う句を1-2句選んで、コメント欄かメールで紅蓮までお知らせください。
修理中のパソコンがもどりしだい、歌仙をスタートしたいと思います。

逐電・晩菊・良流娯・茶目猫・多摩のO脚・少艶・長者巻・嗤己・紅蓮・山八訪・天遊(敬称略)のみなさんが参加ということでよいでしょうか?

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空気澄み 木犀の香の 通り道

笛の音の 心にしみる 秋の宵

目覚めれば 山化粧して 紅葉狩

わけしりの 犬に引かれて 茸狩

毬栗の 笑い転げる 里の道

日も風も 透けて柞(ははそ)の 紅葉かな

清流の 音の高まる 十三夜

割らるべき 鶏卵蒼き 秋の暮

幼な日へ 時間列車や 木の実独楽