Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙・その33 露の玉の巻 

2016年09月07日 | せっかち歌仙
参加者=茶目猫・晩菊・紅蓮・逐電・良流娯・長者巻



発句.....野の草の御礼のやうな露の玉  茶目猫      
脇句.....残暑潤す夜明けの眺め  晩菊      
3(月)...月照らす大海原もきらめきて 紅蓮    
4...........三日遅れの便り着く島  逐電     
5...........向こうでも見る者あるや夏の星  良流娯    
6............しゅう雨の去りてますます不快  長者巻    
(初折裏)
7............出し抜けに事を好まず廻り道   晩  
8............手漕ぎの舟で目指す対岸  茶     
9............樹を伐らん君の地平をひらくため  逐     
10...........種まき育てともに生きよう  紅     
11...........そうめんと茄子煮びたしを冷やしおき  長        
12...........夫の自立妻の安心  良    
13(月)..満月をふたり並んで見てをりぬ  茶  
14...........遠き昔の麦蒔きのころ  晩    
15..........秋の暮れ遊び時間がはや過ぎぬ  紅   
16..........辞してまろぶはわがシンデレラ  逐   
17(花)..花かざし鳥の声ききにわそうじ  良 
18..........霞たなびくおくやまの朝  長   
(名残折表)
19..........里道のあちら此方につくしんぼ  晩   
20..........世話焼き姥の神出鬼没   茶   
21..........めだか鉢景徳鎮とおだてられ  逐   
22..........旅の土産におひとついかが  紅   
23..........閑古鳥耳をすませば風立ちぬ  長    
24..........マネキンたちの着せ替えごっこ  良    
25..........馴れ初めは幼き頃のおままごと  茶   
26..........時は巡るも尚いとおしく  晩   
27..........人生はうたのようにはいかぬもの  紅   
28..........ひたすらに夢持つ人強し  良   
29(月)..月の兵恩賜の煙草回しのみ  逐   
30..........スーダンの地で祭りを想う 長    
(名残折裏)
31..........安穏な暮らし尊き薄紅葉  晩    
32..........古人を辿り漂泊(さすらひ)止まず  茶   
33..........方寸の豚舎に満つる豚の鼻  逐    
34..........北の大地に理想郷あり  紅    
35(花).. しらさぎの万朶の花に風そよぐ 長   
36..........春の闇来てエウロパに馳す


<2016 年9月7日~10月1日>


せっかち歌仙・その33発句

2016年09月01日 | 発句

以下の発句の中から、いいと思う句を1-2句、お知らせください。

集まりしだい、スタートします。 紅蓮


時を知りいろづき始む紅葉かな

待ち兼ねし晴天嬉し赤とんぼ  ○○

祭りの夜銀河を仰ぎ帰路につく

夜半の秋殉情詩集眠りまで

秋風や散らばる仮の旅程表  ○

野の草の御礼のやうな露の玉  ○○○

葛の葉の風引力の裏返る

ひたひたと蘆刈舟を日の打てり ○

夜もふけてしじまの中に秋の声  ○○