Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

エマノン歌仙・その19「昼寝の子の巻」

2010年06月18日 | エマノン歌仙
       
参加者=茶目猫・天遊・山八訪・長者巻・紅蓮・少艶・晩菊・多摩のO脚・良流娯・逐電・嗤己


発句.....潮風の わたる座敷や 昼寝の子  茶目猫         
脇句......葉をうちすえる 白き雨脚  天遊    
3...........丑三つに 阿弗利加の笛 鳴り響き  山八訪  
4...........太古の道に いざ分け入りぬ  長者巻   
5(月)...修験者の 足下照らす 望の月  紅蓮  
6............風の盆にも エコ照明を  少 艶  
(初折裏)
7............趣味の本 夜長楽しむ 友とせん  晩 菊  
8...........年を忘れて 幻を追う  多摩のO脚    
9............笹舟に 来世の出逢い 願い込め  良流娯    
10...........選挙のビラを 詰める茶碗屋 逐 電    
11...........金で接ぐ 程ではなくて 接着剤 嗤 己      
12...........掟を破るは 秋の嵐か  山    
13(月)..月影や かいま見し人 忘られず  天  
14...........すすきさ揺るる 透かし垣かな  茶    
15..........不機嫌の 時代を癒す 阿修羅像  少   
16..........若者たちに ブーム起こりて  紅   
17(花)..古戦場 歴女あらわれ 花吹雪   長  
18..........伊吹山にも 春の訪れ  良    
(名残折表)
19..........時を待つ 庭梅の花 つつましく  0   
20.........されど香りは 辺り一面  晩    
21..........湯上りの オーデコロンや モンロー忌  茶   
22..........紙蓋はずし 美味し牛乳  嗤   
23.........靖国や 流れて行かぬ 夏の雲  逐    
24..........山椒魚の 長い嘆息  天    
25..........本節の 尻尾削って 朝餉かな  山   
26..........靴べらあずけ しばしの別れ  長   
27..........新妻の 目にも涙 の時ありて  紅   
28..........頭を垂れて 故郷を憶う  少   
29(月)..半月も 疲れて黄ばむ 熱帯夜  晩   
30..........運動会は 明日に迫りぬ  O    
(名残折裏)
31..........早起きの 母の巻きずし 秋の朝  良    
32..........兄は工場に 姉は事務所に  逐    
33..........カフェ風に 社員食堂 変わりけり  嗤       
34..........漁解かれたか釘煮ぞ嬉し  山   
35(花)..鐘鳴りて 盛りを競う 遅き花  少   
36..........行く春惜しみ 野山をめぐる  良

<2010年6月18日~9月14日>

エマノン歌仙・その18反省会

2010年06月16日 | 会合
昨日は、少艶、晩菊、天遊、茶目猫、紅蓮の5人が集まって、エマノン歌仙・その18の反省会をしました。




 


反省をもとに、歌仙を多少変えて、あとは、エマノン歌仙・その19の順番をあみだで決めました。

その19の発句は、欠席者にどの句がいいか選んでもらうのが間に合わなかったため、昨日は決めませんでした。

あらためて、出席者も欠席者も、提出された発句の中でよいと思うのを1-2句選んで、6月17日じゅうに送ってください。

6月17日にスタートしたいと思います。よろしくお願いします。

エマノン歌仙・その19発句

2010年06月10日 | 発句

島覆う 森を揺らして 風青し ○

梅雨晴れや 悟浄となりたる 河童かな ○
「奥山で 胡瓜餌にして糸垂れる 河童は悟浄と なりにけるかも」

夏木立 抜けて見おろす 日本海   ○○

夏空と 鳥海映す 田んぼかな 

風薫る 隅田川べり もやい船

老鴬の 声清らかな 名調子  ○

今はただ 扇子が友の 暑さかな

夏の雲  少年明日を  知らで立つ  ○

ひきだしに  鋏の錆びて  梅の雨

潮風の わたる座敷や 昼寝の子 ○○○  

葉の上の 光の音符 黒揚羽   ○○