Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙・その38 日溜りの巻

2017年12月19日 | せっかち歌仙
参加者=茶目猫・良流娯・晩菊・長者巻・紅蓮・多摩のO脚・逐電・山八訪



発句........日溜りを猫と分け合ふ十二月  茶目猫      
脇句........青空背にし裸木凛と  良流娯      
3...........我も又寄る年波を押し退けて  晩菊      
4...........風切る馬群夢たくす暮れ  長者巻     
5(月)...蒼き月大平原を照らしおり  紅蓮    
6............子らの笑顔に心爽やか  多摩のO脚      
(初折裏)
7............村相撲行司ことしも権宮司  逐電    
8............君の名唱え心に念ず  山八訪     
9............年一度届く便りをアルバムに  良     
10...........大河ドラマの故郷の空  茶     
11...........雲流るすがた千変あきもせず  長        
12...........思い起こせし懐かしき日々  晩    
13(月)..縁側の江戸風鈴に月涼し  多  
14...........手花火をもち笑い興ずる  紅    
15..........つかの間の影を裏切る巨き闇  山   
16..........新聞少年ぐっすり眠る  逐   
17(花)..黎明の一本櫻ふぶきをり   茶 
18..........決意を語り別れ霜踏む  良   
(名残折表)
19..........舞い上がり声高らかに朝雲雀  晩   
20..........吹奏楽の響き輝く  長   
21..........熱心な奏者も今は母となり  紅   
22..........見守り給へ 天に昇りて  多   
23..........鍋煮えてなお出口なき書生論  逐    
24..........頑固婆ばも寒波に黙る   山   
25..........優勝の喜びの声笑顔にす  良   
26..........遠くの人を一途に想ひ  茶   
27..........砂漠へと薬缶の恋は水運び  長   
28..........手も足も出ぬ蛸の如くに  晩   
29(月)..アジタート月夜奏琴三楽章  山   
30..........流星見上げ祈りをささぐ  紅    
(名残折裏)
31..........手を合わす黄菊鮮やか夜は更けて  多    
32..........上撰をあけうなる都都逸  逐   
33..........雨を聴く六軒長屋の肘枕 茶    
34..........天窓に鳥来ては飛び立つ   良   
35(花)..控え目にゆらりと揺れる紅枝垂れ  晩   
36..........結弦(ゆづる)舞い立ち初虹架かる  長

<2017 年12 月19 日~2018年2月19日>


せっかちその38 発句

2017年12月14日 | 発句
12月16日に発句を締め切りました。

次回の歌仙参加する方は、一両日中くらいに、よいと思う句を1-2句選んでメールかコメントでお知らせください。



ようこそと声かけたし冬鳥に
 
坂道の落ち葉滑りのはしゃぐ声  ○
 
鮮やかな冬夕焼けに眼を見張る  ○○

冬北斗定位置にあり一の宮
 
日溜りを猫と分け合ふ十二月  ○○○
 
極月の走つて渡る日本橋   ○

ならいにも荒波にも慣れ三年(みとせ)過ぎ

そぎ落とし木々潔し寒空に  ○

せっかち歌仙その38 発句募集

2017年12月01日 | お知らせ

あわただしく12月を迎えましたが、みなさまお元気ですか。

12月半ば頃、せっかち歌仙その38をスタートしたいと思います。

つきましては、発句を募集します。

集まった順に、載せていきます。締め切りは12月14日16日。(日にちを2日間延ばします)

12月~1月にかけて巻きますが、みなさんきっと忙しい時期だと思いますので、ゆるゆると巻きましょう。

いつも、この時期は避けていましたが、たまには年末年始の句を詠むのもいいのじゃないかと思いました。

今回、多摩のO脚さんと山八訪さんが加わることになり、参加者は8人になります。