Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙・その40 赤とんぼの巻

2018年09月04日 | せっかち歌仙

    

参加者=良流娯・紅蓮・長者巻・山八訪・晩菊・茶目猫・多摩のO脚・逐電



発句........スマートに車を躱す赤とんぼ  良流娯      
脇句........山へと続くコスモスの道  紅蓮      
3(月)...野わけ去り月艶やかに耀きて  長者巻   
4...........雑木紅葉に瀬音蕭々  山八訪     
5...........浅瀬には陽気にはしゃぐ幼児達  晩菊    
6............少し離れて瓜冷やしをり   茶目猫    
(初折裏)
7............泳いでもなお泳いでもつかまらぬ  多摩のO脚  
8............メダルをという君のまごころ  逐電     
9............歌姫はピュアな心で嫁ぎゆく  紅     
10...........孫のなすこと飽かず眺む日  良     
11...........はつ秋や風さんおうちはどこですか  山        
12...........神々磨き蒼天高く  長    
13(月).. 満月のさざなみの湖(うみ)浮御堂  茶 
14...........近江の夜更け梟の声  晩    
15..........無精紐引いて灯を消す独り者  逐   
16..........五階以上にクモ男おり  O   
17(花)..屋上で喧噪逃れ花の宴  良 
18..........島に渡りて囀りをきく  紅   
(名残折表)
19..........子育てにてんやわんやの燕の巣 長   
20..........春疾風訪う老いの独り寝  山    
21..........眠られぬままに起き出し朝散歩  晩   
22..........鳥の鳴き声田に遊ぶ風  茶   
23..........徒歩やめた誓いを破って冷房車  O    
24..........赤点をとり赤飯が飛ぶ  逐    
25..........高校に入り初めて知りしこと 紅   
26..........茶箱に残る交換日記  良   
27..........秋入日乙女まどろむ優先席  山   
28..........あらばしり呑みもう一軒へ  長   
29(月)..令息と令嬢ばかり月の道  逐   
30..........思い起こせし若かりし頃  晩    
(名残折裏)
31..........図書館の閉館告げるジャズナンバー  茶    
32..........古都にあこがれ夜汽車で向かう  O   
33..........カニ族も周遊券も今は消え  良    
34..........召される我はあまたの未練  長    
35(花)..満開の花に送られ出発(たびだち)ぬ  紅   
36..........それにつけても酒のほしさよ  山

<2018年9月4日~10月15日>


せっかち歌仙・その40スタートします

2018年09月04日 | お知らせ

みなさまへ

せっかち歌仙その40は良流娯さん赤とんぼの句が発句に決まりました。

晩菊さんの揚羽蝶の句も同数でしたが、夏の季語なので、やはり今は秋かなと思い,赤とんぼの方を採りました。
順番は、私が独断であみだくじで決めました。
脇句は紅蓮、第3句は長者巻氏ですが、秋の巻なので、月が3句に上がります。よろしくお願いします。
 
では、みなさん楽しく巻きましょう!
 
紅蓮

せっかち歌仙・その40発句

2018年09月02日 | 発句

発句を締め切りました。

この中からいいと思う句を1-2句選んで、明日頃までにお知らせください。

みなさんの意見が集まったら、スタートします。


眉月に杯を掲げる夜船かな

にぎわいの去りし海辺に秋の風  ○

闇の中銀河見上げてはしゃぐ子ら

くっきりと山の姿や今朝の秋  ○
 
スマートに車を躱す赤とんぼ  ○○

煽られて花びら飛ばす百日紅  ○

音も無く木立の中を揚羽蝶  ○○

芒原風の坩堝に吹かれゆく  ○

秋天の結び目となり水平線     ○