Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙・その52「梅雨空の巻」

2022年06月17日 | せっかち歌仙
参加者=紅蓮・晩菊・茶目猫・長者巻・逐電・良流娯・多摩のO脚・山八訪



発句........島やさい梅雨空越えて届けられ  紅蓮     
脇句........ 夏大根の辛み楽しむ   晩菊      
3..........目薬を差して夏書の僧ならむ  茶目猫      
4...........老いに追われて文字かすみゆく   長者巻       
5(月)..娘と庭で鶏さばきおり望の月  逐電     
6............もろこし焼く香道にも流る   良流娯     
(初折裏)
7............三島祭水辺をたどり碑を偲ぶ   多摩のO脚   
8............牢屋の窄に立ちて動けず   山八訪      
9............もどかしく狭まる思い痛ましや  晩     
10...........素足で浜を駆ける夢見し  紅     
11...........汗滲み目覚めの後の徒労感  長        
12...........自然薯掘るも途中で折れて  茶    
13(月).. 友招き果てぬ家飲み冬の月   良 
14...........不運の話題尽きず丑三つ  逐    
15..........登頂の想望弾む夜明け前  山   
16..........齢重ねて暑さわからず  O   
17(花)..花の宴あと何回と思うなり  紅 
18..........迎える春はいついつ迄も  晩   
(名残折表)
19..........初つばめ風に任せて瀬田泊り  茶   
20..........窓から投げる紙ひこうきや  長    
21..........質屋爺あいさつ好きは困り者  逐   
22..........あやせば笑う子に励まされ  良   
23..........手花火も気楽にできぬいつからか  O    
24..........片足立ちにふらふらゆらり  山    
25..........酒だけは今も変わらぬ八十路なり  晩   
26..........差しつ差されつ夜もふけゆく  紅   
27..........宇宙(そら)かなた星降る夜にプロポーズ  長   
28..........産卵終えて亀海へ発つ  良   
29(月)..月光の届き竜宮城ひらく  茶   
30..........太郎嘆くな姫肥ゆる秋  逐    
(名残折裏)
31..........天高く下見所歩む競走馬  山    
32..........美瑛の丘を爽やかに吹け  O   
33..........かろやかにクロカンはいてCafeに寄り  紅    
34..........ウッドデッキで聞く百千鳥  茶    
35(花)..咲き競う花々達も賑やかに  晩   
36..........初音の鼓(つづみ)舞あでやかに  長

<2022 年6月 17日~9月16日>


せっかち歌仙・その52 発句

2022年06月15日 | 発句

みなさまへ、発句が出そろいました。

以下の中からよいと思うのを1-2句選んで、一両日中にお送りください。


雨降れど紫陽花の花楽しげに  〇

あめんぼの手足に水の自在かな  〇

坂町に海の匂や花ざくろ

島やさい梅雨空越えて届けられ  〇〇〇

入梅や遠くの友へペンを執る  〇

夏の旅この世にいない人を追ふ  〇

雨音とショパン聴きつつ昼寝かな


せっかち歌仙・その52 発句

2022年06月09日 | 発句

届いた順に、発句を載せていきます。締め切りを6月15まで延ばします。


雨降れど紫陽花の花楽しげに

あめんぼの手足に水の自在かな

坂町に海の匂や花ざくろ

島やさい梅雨空越えて届けられ

入梅や遠くの友へペンを執る

夏の旅この世にいない人を追ふ

雨音とショパン聴きつつ昼寝かな